迷宮の十字路【完結】
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ーー梅小路病院
病室のベットに眠っている平次くんの姿をみて、もっと早く駆けつけていればこんなことにならなかったんじゃないかと後悔の念が頭の中を駆け巡る。
「瑠璃ねえちゃん…平次兄ちゃんは大丈夫だからそんな顔しないで…?」
『えっ…』
コナンくんが私の手を握って心配そうな顔をする。
顔には出さないつもりでいたけれど、不安な気持ちが表情にでてしまっていたらしい。
「そうやで!むしろ瑠璃がいたから、平次は助かったんやろ?それに、平次やったら瑠璃に何かあった方が堪えると思うで?」
だから自分のこと責めんといてな、と和葉ちゃんにも声をかけられる。
本当に私は幼なじみに恵まれてるなぁ…
『ありがとう…!2人とも…』
2人の優しさに感謝をしていると、平次くんが目を覚ました。
「…うっ…」
『平次くん!良かった…』
「瑠璃…心配かけてすまなかったな」
そう言ってベッドから体を起こして、私の頭に手を置く。
目を見てオレは大丈夫やという平次くんに、笑顔で返事をする。
「心配したで…平次はん…」
病室には大滝さんだけでなく、東京から白鳥警部も駆けつけていた。
何でも殺された桜さんが「源氏蛍」のメンバーだったことから京都まで来たとのこと。
「気ぃつかはりました?」
病室の扉が開かれると同時に声が聞こえる。
桜屋の捜査にも来ていた綾小路警部が平次くんから事情を聞きにやってきたみたい。
「警部さん…あの短刀は?」
「鑑定に回さしてもらいます…」
「結果出たら早く教えてや…証拠が足りひんかったら…この肩の傷も提供すんで!」
『…え?証拠って?』
思わず声に出してしまう。
「あの短刀が桜さん殺害した凶器やっちゅう証拠や!ホンマは犯人の肌に触れてたモンがあったらエエんやけど…」
犯人の肌に触れてたもの…たしかあの時、私の投げた靴下が犯人のお面に当たってお面が割れたはず!
平次くんはあの時意識が朦朧としていたみたいだし、このことは私しか知らないんじゃ…
うーん…と考えていると、蘭ちゃんに声をかけられる。
「私、お父さんに連絡して来る!」
『うん…いってらっしゃい!』
いけない…頭のなかがあの時のことでいっぱいになっちゃってた。
はっとして蘭ちゃんに手を振って見送る。
病室のベットに眠っている平次くんの姿をみて、もっと早く駆けつけていればこんなことにならなかったんじゃないかと後悔の念が頭の中を駆け巡る。
「瑠璃ねえちゃん…平次兄ちゃんは大丈夫だからそんな顔しないで…?」
『えっ…』
コナンくんが私の手を握って心配そうな顔をする。
顔には出さないつもりでいたけれど、不安な気持ちが表情にでてしまっていたらしい。
「そうやで!むしろ瑠璃がいたから、平次は助かったんやろ?それに、平次やったら瑠璃に何かあった方が堪えると思うで?」
だから自分のこと責めんといてな、と和葉ちゃんにも声をかけられる。
本当に私は幼なじみに恵まれてるなぁ…
『ありがとう…!2人とも…』
2人の優しさに感謝をしていると、平次くんが目を覚ました。
「…うっ…」
『平次くん!良かった…』
「瑠璃…心配かけてすまなかったな」
そう言ってベッドから体を起こして、私の頭に手を置く。
目を見てオレは大丈夫やという平次くんに、笑顔で返事をする。
「心配したで…平次はん…」
病室には大滝さんだけでなく、東京から白鳥警部も駆けつけていた。
何でも殺された桜さんが「源氏蛍」のメンバーだったことから京都まで来たとのこと。
「気ぃつかはりました?」
病室の扉が開かれると同時に声が聞こえる。
桜屋の捜査にも来ていた綾小路警部が平次くんから事情を聞きにやってきたみたい。
「警部さん…あの短刀は?」
「鑑定に回さしてもらいます…」
「結果出たら早く教えてや…証拠が足りひんかったら…この肩の傷も提供すんで!」
『…え?証拠って?』
思わず声に出してしまう。
「あの短刀が桜さん殺害した凶器やっちゅう証拠や!ホンマは犯人の肌に触れてたモンがあったらエエんやけど…」
犯人の肌に触れてたもの…たしかあの時、私の投げた靴下が犯人のお面に当たってお面が割れたはず!
平次くんはあの時意識が朦朧としていたみたいだし、このことは私しか知らないんじゃ…
うーん…と考えていると、蘭ちゃんに声をかけられる。
「私、お父さんに連絡して来る!」
『うん…いってらっしゃい!』
いけない…頭のなかがあの時のことでいっぱいになっちゃってた。
はっとして蘭ちゃんに手を振って見送る。