迷宮の十字路【完結】
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
平次side
背中にやわらかい感触を感じながら夜の街を走る。
夜になって肌寒うなってるはずなのに、触れている場所は熱をもっとるように感じた。
どうやっても瑠璃に意識が集まってまう…運転に集中せな
『平次くんの後ろ久しぶりに乗ったけど、やっぱり風がとっても気持ちいいね!』
オレが運転してるからかいつもより少し大きな声で瑠璃が話しかける。
「せやろ!瑠璃ならいつでも乗せたるさかい…」
やった!と嬉しそうな声が背中から聞こえて、思わずにやけてまう。
ホンマかわええ女やな…
『静華さんたちと会うのもすごく久しぶりだし、楽しみ!平次くん、誘ってくれてありがとう…!』
「オカンたちも瑠璃のことホンマの娘みたいに思てるから、めちゃくちゃ喜ぶと思うで」
オカンもオヤジも瑠璃のこと昔からえらい気に入ってるし、なんならホンマの娘になってほしいわぁって言うてるしな…
「せや…っ!?」
オレが言葉を紡ごうとした瞬間、パリーンという音が手元から聞こえた。
なにが起きたんか確認するために、オレも瑠璃も後ろを振り返ると、オレたちの方にスピードを上げて近づくバイクがおった。
『平次くん!!』
「アイツ!鞍馬山の!!」
逃したらアカン、そう思てアクセルを強く踏み、スピードを上げる。
「瑠璃!!手ェ放すなよ!!」
『えっ!?』
梅小路公園へ逃げ込む犯人を追うため、さらにスピードを上げる。
公園の隣にある工事現場の板にバイクを乗り上げたことで、バイクが宙に浮く。
『きゃあぁぁぁ!!』
宙に浮かぶと同時に瑠璃の悲鳴が響き渡る。
公園のポールを越えたバイクは勢いよく着地し、再び走り出す。
何の目的か知らんけどな…絶対逃さへんで…
背中にやわらかい感触を感じながら夜の街を走る。
夜になって肌寒うなってるはずなのに、触れている場所は熱をもっとるように感じた。
どうやっても瑠璃に意識が集まってまう…運転に集中せな
『平次くんの後ろ久しぶりに乗ったけど、やっぱり風がとっても気持ちいいね!』
オレが運転してるからかいつもより少し大きな声で瑠璃が話しかける。
「せやろ!瑠璃ならいつでも乗せたるさかい…」
やった!と嬉しそうな声が背中から聞こえて、思わずにやけてまう。
ホンマかわええ女やな…
『静華さんたちと会うのもすごく久しぶりだし、楽しみ!平次くん、誘ってくれてありがとう…!』
「オカンたちも瑠璃のことホンマの娘みたいに思てるから、めちゃくちゃ喜ぶと思うで」
オカンもオヤジも瑠璃のこと昔からえらい気に入ってるし、なんならホンマの娘になってほしいわぁって言うてるしな…
「せや…っ!?」
オレが言葉を紡ごうとした瞬間、パリーンという音が手元から聞こえた。
なにが起きたんか確認するために、オレも瑠璃も後ろを振り返ると、オレたちの方にスピードを上げて近づくバイクがおった。
『平次くん!!』
「アイツ!鞍馬山の!!」
逃したらアカン、そう思てアクセルを強く踏み、スピードを上げる。
「瑠璃!!手ェ放すなよ!!」
『えっ!?』
梅小路公園へ逃げ込む犯人を追うため、さらにスピードを上げる。
公園の隣にある工事現場の板にバイクを乗り上げたことで、バイクが宙に浮く。
『きゃあぁぁぁ!!』
宙に浮かぶと同時に瑠璃の悲鳴が響き渡る。
公園のポールを越えたバイクは勢いよく着地し、再び走り出す。
何の目的か知らんけどな…絶対逃さへんで…