迷宮の十字路【完結】
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コナンside
「ふっ…月か…」
空に浮かぶ月を見て、以前の瑠璃との出来事を思い出す。
「…ん?何や?」
「いや!前に瑠璃と待ち合わせした時のことを思い出してな!約束を思い出した時にはもう、2時間も遅刻してたんだ…」
「そら、キツイな…」
「オレも、まさかもう待ってねーだろうと思ったが…一応、待ち合わせの場所に行ってみたら…」
服部に話しながらその場面を思い浮かべる。
(『…誰?』)
月明かりがゆっくりオレと瑠璃の顔を照らす。
(「悪い、瑠璃!実はオレ…すっかり…」)
(『よかったぁ…新一くんの身に何か起こったんじゃないかって心配してたの!!』)
胸に手を当て、ほっとしたよぉ…と笑顔で話す瑠璃
怒るどころかオレの心配をする瑠璃の心の広さにオレはかなわないなと思った。
「そん時やろ?瑠璃のこと、ただの幼なじみや思ってたんが変わったんは!」
「バ、バーロ…そんなんじゃねーよ!!」
アイツのことはずっと前から…
それに、アイツは今もオレが工藤新一に戻るのを待ってくれてるんだよなあ…
***
『!?』
後ろから視線を感じてとっさに振り返ってみるけど、誰もいなくて…気のせいかな?
「どうしたん?瑠璃…」
『ううん!なんでもないよ…』
「平次のヤツ…ホンマ、腹立つ…」
『えっ?』
和葉ちゃんいきなりどうしたんだろう?とその視線の先をたどると、平次くんが窓際でVサインをしていた。
『ふふっ、平次くんかわいいね…』
Vサインをやめて、こっちに向かって手を振る平次くんに手を振りかえすとまた後でな!と言って部屋に戻っていった。
「幼なじみの恋を応援してる側としては、距離はあるとはいえ、会いたいときに会える服部くんがうらやましい…」
「蘭ちゃん…」
「そうよね!工藤くんは事件事件でずっと帰ってきてないみたいだし…」
『ら、蘭ちゃん…!新一くんはちゃんと帰ってくるから大丈夫だよ!心配しないで!』
蘭ちゃんきっと新一くんがそばにいないのが寂しいんだ…
しんみりとした蘭ちゃんを励ますように声をかける。
「え?そういうことじゃないんだけどな…まあいっか…!」
「ほんっと、瑠璃らしいわね!」
「せやな!ホンマ鈍感でかわええな!」
3人が顔を見合わせて話しているけど、わからずにおろおろする。
『えっ、えっ、みんなしてどうしたの…?』
「瑠璃はそのままでいいのよ!」
「あたしたちはそんな瑠璃が大好きなんやから!」
『私も!3人が大好きっ!』
よくわからないけど3人が笑顔になったなら嬉しいな…!
「ふっ…月か…」
空に浮かぶ月を見て、以前の瑠璃との出来事を思い出す。
「…ん?何や?」
「いや!前に瑠璃と待ち合わせした時のことを思い出してな!約束を思い出した時にはもう、2時間も遅刻してたんだ…」
「そら、キツイな…」
「オレも、まさかもう待ってねーだろうと思ったが…一応、待ち合わせの場所に行ってみたら…」
服部に話しながらその場面を思い浮かべる。
(『…誰?』)
月明かりがゆっくりオレと瑠璃の顔を照らす。
(「悪い、瑠璃!実はオレ…すっかり…」)
(『よかったぁ…新一くんの身に何か起こったんじゃないかって心配してたの!!』)
胸に手を当て、ほっとしたよぉ…と笑顔で話す瑠璃
怒るどころかオレの心配をする瑠璃の心の広さにオレはかなわないなと思った。
「そん時やろ?瑠璃のこと、ただの幼なじみや思ってたんが変わったんは!」
「バ、バーロ…そんなんじゃねーよ!!」
アイツのことはずっと前から…
それに、アイツは今もオレが工藤新一に戻るのを待ってくれてるんだよなあ…
***
『!?』
後ろから視線を感じてとっさに振り返ってみるけど、誰もいなくて…気のせいかな?
「どうしたん?瑠璃…」
『ううん!なんでもないよ…』
「平次のヤツ…ホンマ、腹立つ…」
『えっ?』
和葉ちゃんいきなりどうしたんだろう?とその視線の先をたどると、平次くんが窓際でVサインをしていた。
『ふふっ、平次くんかわいいね…』
Vサインをやめて、こっちに向かって手を振る平次くんに手を振りかえすとまた後でな!と言って部屋に戻っていった。
「幼なじみの恋を応援してる側としては、距離はあるとはいえ、会いたいときに会える服部くんがうらやましい…」
「蘭ちゃん…」
「そうよね!工藤くんは事件事件でずっと帰ってきてないみたいだし…」
『ら、蘭ちゃん…!新一くんはちゃんと帰ってくるから大丈夫だよ!心配しないで!』
蘭ちゃんきっと新一くんがそばにいないのが寂しいんだ…
しんみりとした蘭ちゃんを励ますように声をかける。
「え?そういうことじゃないんだけどな…まあいっか…!」
「ほんっと、瑠璃らしいわね!」
「せやな!ホンマ鈍感でかわええな!」
3人が顔を見合わせて話しているけど、わからずにおろおろする。
『えっ、えっ、みんなしてどうしたの…?』
「瑠璃はそのままでいいのよ!」
「あたしたちはそんな瑠璃が大好きなんやから!」
『私も!3人が大好きっ!』
よくわからないけど3人が笑顔になったなら嬉しいな…!