Hevenly sun
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黄昏時。世界が強大な闇に覆われたことなどおかまいなしに今日も太陽はゆっくりと沈んでゆく。
今やすっかり遠くなってしまった記憶にある、ダーハルーネの夕焼けはもっと美しかったが、
今は一言でまとめれば汚い。
海もコールタールのように汚い。
悲しいくらいに。
吟遊詩人が物憂げにハープを鳴らす。
セーニャさんも何かにつけて演奏していた楽器。
灯台の下。展望用に突き出した欄干に腕を乗せたままその音色に耳を傾ける。
私は音楽など基本的には嗜んだことがなく、せいぜい流行歌などしか知らない。
だからそれが恐らくは葬送曲の類だ と確信するも、あくまで予想の範疇だ。
とはいえ状況にあわせた、寂しくて、美しい別れの曲はそうであろうという確信を持たせた。
できればこの中の一音になって私も溶けて消えてしまいたい。
そう思わずにはいられないほど、この世の中はひどかった。
「違う。私は、私のできることをしよう」
否定して、力むもすぐに脱力してしまう。
そう言うのはもう何度目だろうか。
今更言うまでもなく覚えていない。
この言葉を最初に発してから先は、振り返るにはあまりにも辛い思い出ばかりだ。
何人もの命を助けてきたが、それ以上に助けられなかった。
私が罪悪感に苛まれることは本来おかしくて傲慢な話なのかも知れない。
けれども、己の無力だけは嫌というほど思い知った。
「…ほんとちっともできてない」
自分で決めたくせに。
前に進もうとした脚が震える。
抗えず、膝を折る。脱力のままに、座り込む。
今日ダーハルーネは魔物の侵入を許した。
数はさほど多くはない、せいぜい群れと呼ばれる程度の規模のもの。
とはいえ、戦闘経験のない町人を蹂躙するには充分で。
偶然滞在していた私たち傭兵や戦士たちが束になって戦うことでなんとか殲滅できたが、
犠牲者を少なからず出してしまった。
それを責める人間はいない。
けれどその優しさ――やるせなさは、静かに私を苛む。
夥しい血を流し倒れ伏していた子どもは、先ほど大きな布で包まれ運ばれていったばかりだ。
あらかた掃除もされた。
それを拒絶するように、彼が確かに存在していたと主張するかのような跡のみがべったりと残る。
その半分の量にも満たない涙しか、私は流すことができなかった。
「いい加減うるさいぞお前」
気づいたら泣き声をあげていたらしい。
傍らのマスク・ザ・ハンサムが重苦しく指摘した。
この人も偶然この街を訪れており、そして共に戦った一人だ。
グロッタの有名な元闘士の実力は伊達ではなかった。
彼の代名詞たるブーメランは誰よりもたくさんの魔物を屠ったのだから。
…それでも、足りなかったのだけれど。
「あなたは、この結果は悲しくないの」
「悲しくないわけがないだろう」
仮面の下、ハンサムは忌々しく目を閉じる。
「悔しくないわけがないだろう…。己の無力が。ボクがもっと強ければ…愛しいあの人のように。
きっともっとたくさん救うことができた」
ハンサムはそっと目を開く。
色素の薄いまつ毛が昏い光に透けて、儚く輝く。
「後悔するのは簡単さ。でもボクには今更どうすることもできない。お前だってそうだろう、なあ?」
「あなた…一体何を…わっ」
手首を引っ掴まれ、無理矢理立たされる。
線の細い男だと思っていたが、意外なまでに力は強い。
「お前、知ってるぞ。微かに記憶にあるんだ。グロッタの魔物カジノでディーラーと戦っていた女」
その口ぶりからすると、彼も妖魔軍王ブギーによって魔物化していた中の一人だろう。
確認――するのもどうでもよくなるくらい、ハンサムの顔は怖かった。
怒りに燃えていたと言ってもいい。
「ボクにはわかる。お前、シルビアさんが好きなんだろう。なのになんてザマだ」
「…え?」
「何が、え?だ。腑抜けが。お前みたいなのに好かれてシルビアさんもいい迷惑だな。
女の趣味が悪い、あの人の唯一の欠点だ」
ハンサムはすっぱりとそう言い切ると、投げつけるみたいに乱暴に私の手を解放する。
充分言いたい放題だった気もするが、尚も怒りは収まらないらしい。
ぎろりとこちらを睨めつけたままハンサムは続ける。
「お前はシルビアさんばかり見ていた。あの人から何を学んだ?
不甲斐ない結果に打ちひしがれてピーピー泣くことか?
もしそうなら恋敵のよしみだ、ボクが殺してやる」
実際に凶器を向けられたわけではない。
しかし、首にでも刃を宛てがわれているのかと錯覚するくらい、彼の言葉は鋭かった。
つまり本気だ。
これほどの強い感情を前に泣き続けている場合ではなかった。
本当に殺されてしまうと思わずにはいられない程度の迫力は感じた。ヤバイとすら思った。
「だったら、殺してよ…」
…なのに、普段とは真逆の反論を出してしまう。
頭では切るべき啖呵を用意できていたのだ。
偉そうなことを言うなと、怒鳴ることができたはずなのに。
しかし今や、気力がない。
「目の前で子どもが死んだの…」
力が湧かない。無理矢理立たされた脚がへたりと崩れる。
ここで座りこんだらきっともう立ち上がることはできないだろう、という確信めいたものはあったし、
それはいけないともわかっていた。
それでも駄目だった。
今一度膝をつく。
「私はあの子を助けられるはずだった。『かばう』特技だって修得していた。
それでも遅かった。私は。私は…!」
嗚咽する。血でも吐き出すような独白はしかし何の言い訳にもならない。
あの子は大して長くも生きていない私よりも更に短い人生を理不尽に奪われた。
もう少しだけでもうまく立ち回れていたら、私はそれを阻止できたはずだった。
いや、できなければならなかった。
あの時ああしてれば、こうしてればと思うことは今までもいくらでもあった。
けれど、それをこんなに強く後悔したことはない。
完璧な立ち回りの計算が、戦闘なんかとっくに済んだ今ならできる。
そして何度でも思う。
だって実行に難しいことではなかったのだ!
ゆえにそうしようとあの時判断できなかった――守れなかった罪悪感は何乗にもなり私にのし掛かる。
その重みで、心は折れる。
もうだめだ、そんな確信を以て、私は終わる。
「進めそうにない。ここで立ち上がったって、これからもこんなこといくらでもある。
いつかはシルビアさんたちが終わらせてくれるのだろうけど、それまではまだまだ続く。
ならいっそのこと……」
「そうか。なら、そうしていればいい。少なくともその子どもの死に報いることはできるんじゃないか?」
マスク・ザ・ハンサムの言葉は少しだけ優しい。
けれども怒っていた方がよほどマシだったとか、そう思えるほど乾いていた。
こんな時シルビアさんならどうするのだろうか。
分不相応に好きになってしまった男のことをふと考える。
きっと彼はこんなになっても絶望はしないのだろう。
そしてきっと一番に、無理矢理にでも笑うのだろう。
あの人はそれが己の使命だと信じて疑わない。
そしてハンサムと違って、
こんなダメな私のことも引っ張りあげてくれようとすらするのかも知れない。
(…違うだろ)
そうじゃない。そうであってはいけない。
もう甘えてはいられない。以前はそれで良かったのかも知れないけれど。
でも、でもだ。弱い自分が邪魔をする。
私が立ち上がったところできっと何も変わらない。どうせまた目の前で誰か死ぬ。
私の無力のせいで。
私はあの人たちやハンサムとは違う。精々自衛するくらいの力しかない。精神面は更に弱い。劣等感。
こんな私が生きることで、なにか意味が成せるのだろうか。
「ハンサム…起こして。もう一度だけ」
座りこんだまま、手を差し出す。怪訝にする彼に、私は淡々と言い訳する。
「今はまだ、自力では立ち上がれない。支柱がいるの。恋敵のよしみってことで、お願い」
「気色の悪い女だ」
ハンサムが今一度乱暴に私を引き上げる頃には涙は止まっていた。泣き腫らしたせいで瞼は重い。
ニ、三擦ってから向き合う。
「ありがとう」
恋敵に頼みごとをする、というある種プライドを捨てた行為は脱皮に繋がった。
少なくとも、そんな心境だと思うことにした。
先ほどまでが不思議なくらい気分は落ち着いている。
私は私のできることをしよう、なんて甘いことはもう言わない。
これからこの厳しい世界を生き抜くために、もっと現実的に、建設的に、冷たく計算高く物事を考えろ。
「ね。お礼って言ったら難だけど。…あなたなんか悩んでるでしょ。
ぶっちゃけ、赤の他人に突然キレる人間って、そういう人多いのよね」
挑発しつつもシルビアさんを意識し、蠱惑的に首を傾げてみせる。
「だからさ解決、手伝ってもいいよ」
その面影を見たのか、ハンサムははたり、と動きを止める。
わかるのか、と小さく零したあと、ややあって少しきまり悪くこちらを彼は見据える。
「…エルザ、と言ったなお前」
生きるにせよそうでないにしろ、まずはいつもの調子を取り戻さないと話にならない。
シルビアさんの真似をする。
あんなふうには到底笑えないけれど、せめて嘘っぱちでも飄々とした自分を演じる。
そうすることで、前でなくともどこかには進むことができると思い込もう。
それに同じひとを愛するこの男といればなんとかなるのではないか。
…希望にも満たないとはいえ気休めにはなるし。
今やすっかり遠くなってしまった記憶にある、ダーハルーネの夕焼けはもっと美しかったが、
今は一言でまとめれば汚い。
海もコールタールのように汚い。
悲しいくらいに。
吟遊詩人が物憂げにハープを鳴らす。
セーニャさんも何かにつけて演奏していた楽器。
灯台の下。展望用に突き出した欄干に腕を乗せたままその音色に耳を傾ける。
私は音楽など基本的には嗜んだことがなく、せいぜい流行歌などしか知らない。
だからそれが恐らくは葬送曲の類だ と確信するも、あくまで予想の範疇だ。
とはいえ状況にあわせた、寂しくて、美しい別れの曲はそうであろうという確信を持たせた。
できればこの中の一音になって私も溶けて消えてしまいたい。
そう思わずにはいられないほど、この世の中はひどかった。
「違う。私は、私のできることをしよう」
否定して、力むもすぐに脱力してしまう。
そう言うのはもう何度目だろうか。
今更言うまでもなく覚えていない。
この言葉を最初に発してから先は、振り返るにはあまりにも辛い思い出ばかりだ。
何人もの命を助けてきたが、それ以上に助けられなかった。
私が罪悪感に苛まれることは本来おかしくて傲慢な話なのかも知れない。
けれども、己の無力だけは嫌というほど思い知った。
「…ほんとちっともできてない」
自分で決めたくせに。
前に進もうとした脚が震える。
抗えず、膝を折る。脱力のままに、座り込む。
今日ダーハルーネは魔物の侵入を許した。
数はさほど多くはない、せいぜい群れと呼ばれる程度の規模のもの。
とはいえ、戦闘経験のない町人を蹂躙するには充分で。
偶然滞在していた私たち傭兵や戦士たちが束になって戦うことでなんとか殲滅できたが、
犠牲者を少なからず出してしまった。
それを責める人間はいない。
けれどその優しさ――やるせなさは、静かに私を苛む。
夥しい血を流し倒れ伏していた子どもは、先ほど大きな布で包まれ運ばれていったばかりだ。
あらかた掃除もされた。
それを拒絶するように、彼が確かに存在していたと主張するかのような跡のみがべったりと残る。
その半分の量にも満たない涙しか、私は流すことができなかった。
「いい加減うるさいぞお前」
気づいたら泣き声をあげていたらしい。
傍らのマスク・ザ・ハンサムが重苦しく指摘した。
この人も偶然この街を訪れており、そして共に戦った一人だ。
グロッタの有名な元闘士の実力は伊達ではなかった。
彼の代名詞たるブーメランは誰よりもたくさんの魔物を屠ったのだから。
…それでも、足りなかったのだけれど。
「あなたは、この結果は悲しくないの」
「悲しくないわけがないだろう」
仮面の下、ハンサムは忌々しく目を閉じる。
「悔しくないわけがないだろう…。己の無力が。ボクがもっと強ければ…愛しいあの人のように。
きっともっとたくさん救うことができた」
ハンサムはそっと目を開く。
色素の薄いまつ毛が昏い光に透けて、儚く輝く。
「後悔するのは簡単さ。でもボクには今更どうすることもできない。お前だってそうだろう、なあ?」
「あなた…一体何を…わっ」
手首を引っ掴まれ、無理矢理立たされる。
線の細い男だと思っていたが、意外なまでに力は強い。
「お前、知ってるぞ。微かに記憶にあるんだ。グロッタの魔物カジノでディーラーと戦っていた女」
その口ぶりからすると、彼も妖魔軍王ブギーによって魔物化していた中の一人だろう。
確認――するのもどうでもよくなるくらい、ハンサムの顔は怖かった。
怒りに燃えていたと言ってもいい。
「ボクにはわかる。お前、シルビアさんが好きなんだろう。なのになんてザマだ」
「…え?」
「何が、え?だ。腑抜けが。お前みたいなのに好かれてシルビアさんもいい迷惑だな。
女の趣味が悪い、あの人の唯一の欠点だ」
ハンサムはすっぱりとそう言い切ると、投げつけるみたいに乱暴に私の手を解放する。
充分言いたい放題だった気もするが、尚も怒りは収まらないらしい。
ぎろりとこちらを睨めつけたままハンサムは続ける。
「お前はシルビアさんばかり見ていた。あの人から何を学んだ?
不甲斐ない結果に打ちひしがれてピーピー泣くことか?
もしそうなら恋敵のよしみだ、ボクが殺してやる」
実際に凶器を向けられたわけではない。
しかし、首にでも刃を宛てがわれているのかと錯覚するくらい、彼の言葉は鋭かった。
つまり本気だ。
これほどの強い感情を前に泣き続けている場合ではなかった。
本当に殺されてしまうと思わずにはいられない程度の迫力は感じた。ヤバイとすら思った。
「だったら、殺してよ…」
…なのに、普段とは真逆の反論を出してしまう。
頭では切るべき啖呵を用意できていたのだ。
偉そうなことを言うなと、怒鳴ることができたはずなのに。
しかし今や、気力がない。
「目の前で子どもが死んだの…」
力が湧かない。無理矢理立たされた脚がへたりと崩れる。
ここで座りこんだらきっともう立ち上がることはできないだろう、という確信めいたものはあったし、
それはいけないともわかっていた。
それでも駄目だった。
今一度膝をつく。
「私はあの子を助けられるはずだった。『かばう』特技だって修得していた。
それでも遅かった。私は。私は…!」
嗚咽する。血でも吐き出すような独白はしかし何の言い訳にもならない。
あの子は大して長くも生きていない私よりも更に短い人生を理不尽に奪われた。
もう少しだけでもうまく立ち回れていたら、私はそれを阻止できたはずだった。
いや、できなければならなかった。
あの時ああしてれば、こうしてればと思うことは今までもいくらでもあった。
けれど、それをこんなに強く後悔したことはない。
完璧な立ち回りの計算が、戦闘なんかとっくに済んだ今ならできる。
そして何度でも思う。
だって実行に難しいことではなかったのだ!
ゆえにそうしようとあの時判断できなかった――守れなかった罪悪感は何乗にもなり私にのし掛かる。
その重みで、心は折れる。
もうだめだ、そんな確信を以て、私は終わる。
「進めそうにない。ここで立ち上がったって、これからもこんなこといくらでもある。
いつかはシルビアさんたちが終わらせてくれるのだろうけど、それまではまだまだ続く。
ならいっそのこと……」
「そうか。なら、そうしていればいい。少なくともその子どもの死に報いることはできるんじゃないか?」
マスク・ザ・ハンサムの言葉は少しだけ優しい。
けれども怒っていた方がよほどマシだったとか、そう思えるほど乾いていた。
こんな時シルビアさんならどうするのだろうか。
分不相応に好きになってしまった男のことをふと考える。
きっと彼はこんなになっても絶望はしないのだろう。
そしてきっと一番に、無理矢理にでも笑うのだろう。
あの人はそれが己の使命だと信じて疑わない。
そしてハンサムと違って、
こんなダメな私のことも引っ張りあげてくれようとすらするのかも知れない。
(…違うだろ)
そうじゃない。そうであってはいけない。
もう甘えてはいられない。以前はそれで良かったのかも知れないけれど。
でも、でもだ。弱い自分が邪魔をする。
私が立ち上がったところできっと何も変わらない。どうせまた目の前で誰か死ぬ。
私の無力のせいで。
私はあの人たちやハンサムとは違う。精々自衛するくらいの力しかない。精神面は更に弱い。劣等感。
こんな私が生きることで、なにか意味が成せるのだろうか。
「ハンサム…起こして。もう一度だけ」
座りこんだまま、手を差し出す。怪訝にする彼に、私は淡々と言い訳する。
「今はまだ、自力では立ち上がれない。支柱がいるの。恋敵のよしみってことで、お願い」
「気色の悪い女だ」
ハンサムが今一度乱暴に私を引き上げる頃には涙は止まっていた。泣き腫らしたせいで瞼は重い。
ニ、三擦ってから向き合う。
「ありがとう」
恋敵に頼みごとをする、というある種プライドを捨てた行為は脱皮に繋がった。
少なくとも、そんな心境だと思うことにした。
先ほどまでが不思議なくらい気分は落ち着いている。
私は私のできることをしよう、なんて甘いことはもう言わない。
これからこの厳しい世界を生き抜くために、もっと現実的に、建設的に、冷たく計算高く物事を考えろ。
「ね。お礼って言ったら難だけど。…あなたなんか悩んでるでしょ。
ぶっちゃけ、赤の他人に突然キレる人間って、そういう人多いのよね」
挑発しつつもシルビアさんを意識し、蠱惑的に首を傾げてみせる。
「だからさ解決、手伝ってもいいよ」
その面影を見たのか、ハンサムははたり、と動きを止める。
わかるのか、と小さく零したあと、ややあって少しきまり悪くこちらを彼は見据える。
「…エルザ、と言ったなお前」
生きるにせよそうでないにしろ、まずはいつもの調子を取り戻さないと話にならない。
シルビアさんの真似をする。
あんなふうには到底笑えないけれど、せめて嘘っぱちでも飄々とした自分を演じる。
そうすることで、前でなくともどこかには進むことができると思い込もう。
それに同じひとを愛するこの男といればなんとかなるのではないか。
…希望にも満たないとはいえ気休めにはなるし。