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海賊を捕縛し軍艦へ連行している時に、視界の端にスモーカーさんが見えた。
壁にもたれ空を仰ぎ、葉巻を蒸すその表情はどこか寂し気で目を離せなくなった。
彼は何を思っているんだろう。
海賊を捕えた後に時折見せるあの表情。
自分の中の正義と葛藤しているのか、はたまた「ハリがない」と思っているのか、それももあの麦わら帽子の海賊を思案しているのか…
質問しても、本心を話してもらえないことはわかっている。
だから、その瞳が曇らないように自分にできることは…
「スモーカーさーーーん!早く帰りましょーーー!!」
恥ずかしいくらいブンブンと両手を振り、大声で呼ぶ。
気付いたスモーカーさんは、すぐに眉間にしわを寄せて「さっさと連行しろ!!」と。
「わかってますよー!」と返せば紫煙の向こうで小さく笑う彼が見えた。
わたしは、その笑顔を守りたいんです。
わたしなんかに守れるわけないし、わたしのほうが守られてるんだけど…心の底から思ってしまう。
携帯灰皿に葉巻を押し付け、「さっさとしろ!クズ共!」なんて怒鳴る。
さっきの寂し気な雰囲気は嘘だったのかと思うほど、そこに居るのはいつもの眉間にしわのスモーカーさんだ。
スモーカーさんは、めちゃくちゃに怒鳴りながらあっちこっちに的確な指示を出す。
風に揺れる真っ白なコートの背中には大きな正義の文字。
その正義が揺らがないように、わたしはスモーカーさんを守りたい。
「ナマエ!ボサッとしてんじゃねぇ!」
「はーい!」
「笑ってねぇで働け!さっさと帰還
するんだろ!」
スモーカーさん、どこまでもついていきます。
あなたの正義と共に。
壁にもたれ空を仰ぎ、葉巻を蒸すその表情はどこか寂し気で目を離せなくなった。
彼は何を思っているんだろう。
海賊を捕えた後に時折見せるあの表情。
自分の中の正義と葛藤しているのか、はたまた「ハリがない」と思っているのか、それももあの麦わら帽子の海賊を思案しているのか…
質問しても、本心を話してもらえないことはわかっている。
だから、その瞳が曇らないように自分にできることは…
「スモーカーさーーーん!早く帰りましょーーー!!」
恥ずかしいくらいブンブンと両手を振り、大声で呼ぶ。
気付いたスモーカーさんは、すぐに眉間にしわを寄せて「さっさと連行しろ!!」と。
「わかってますよー!」と返せば紫煙の向こうで小さく笑う彼が見えた。
わたしは、その笑顔を守りたいんです。
わたしなんかに守れるわけないし、わたしのほうが守られてるんだけど…心の底から思ってしまう。
携帯灰皿に葉巻を押し付け、「さっさとしろ!クズ共!」なんて怒鳴る。
さっきの寂し気な雰囲気は嘘だったのかと思うほど、そこに居るのはいつもの眉間にしわのスモーカーさんだ。
スモーカーさんは、めちゃくちゃに怒鳴りながらあっちこっちに的確な指示を出す。
風に揺れる真っ白なコートの背中には大きな正義の文字。
その正義が揺らがないように、わたしはスモーカーさんを守りたい。
「ナマエ!ボサッとしてんじゃねぇ!」
「はーい!」
「笑ってねぇで働け!さっさと帰還
するんだろ!」
スモーカーさん、どこまでもついていきます。
あなたの正義と共に。