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「絶対別れる!クソ野郎!」
酔っ払って大声を出すナマエを宥めるのは、ヒナの役割。
「あのクソ男、ヘラヘラ笑ってごめんとか言いやがって。反省なんかしてねーだろぉぉぉぉ」
「もう別れちゃいなさい!だから、やめろって言ってたのに。ヒナ忠告してたわよ!」
お前まで応戦したら、納まらんだろう。
ジョッキ片手にギャーギャー騒ぐ2人。
「ナマエ見る目無いのよ!節穴!」
「ヒナひどい!節穴じゃないよ!」
「わたくしは、見る目あるのよ。あんな不誠実な男選ばないわ。」
ヒナがチラッとこちらを見る。
その目は、「早く奪え」ってことだろう。
ナマエは男を見る目がない。顔はいいが…という男と付き合っては、浮気される。
または、2番目だったりする…。
今回は浮気されたわけだ。
大学の時から変わってない。
「スモーカー!黙ってないで男代表で何か言えー!まさか浮気肯定派?」
なんだよ。男代表って。
そもそも浮気なんかしねぇよ。
「はぁ〜めんどくせぇな。」
「なっ!」
「嫌なら、さっさと別れろよ。見てらんねぇ。」
「そうそう嫌なら別れなさいよ〜。あなたが傷つくのはヒナもスモーカー君も好きじゃないわ。」
ヒナが俯くナマエの頭を撫で、髪にキスをする。
そろそろお開きだな。
店員を呼び、さっさと会計を済ます。
「オメェ等、後で払えよ」
ヒナは彼氏の迎えが来ればさっさと帰る。
ここからめんどくせぇのは、酔っ払ってるナマエだ。
「帰りたくない!」
「あーそうかよ。おれぁ帰るぞ。」
煙草に火を着けて歩き出そうとすれば、腕を捕まれる。
「スモーカーもう一軒行こう?」
でかい溜息をついて
「送ってやるから、帰れ」
そういえば、叱られた子供の様な顔をして「わかった。」と。
道中、また彼氏の悪口だ。
まぁ、相手の男が完全に悪い。
浮気相手はコイツの会社の後輩だと。
よくそんなクソ野郎を好きになったもんだ。
「スモーカーはさー、彼女作んないの?」
「作らなきゃいけねぇもんなのか?」
「質問を質問で、返すなー」
ケラケラ笑ってるが、足元フラフラじゃねぇか。
さっきまでの鬼の形相は何処へ置いてきたんだ?
「おい。あぶねぇよ」
咄嗟に腕を掴んだ。
ナマエが「ありがとう」とヘニャリと笑う。
お前は、そういう顔だけしてりゃいいんだよ。
今日、何度目かの深い溜息。
「お前、別れねぇの?」
「別れるよ。」
「じゃあ、いいよな?」
「なにが?」
掴んだ腕を軽く引いて、空いている手をナマエの腰を抱き寄せる。
「こういう事だよ」
アホみたいな顔のナマエに触れるだけのキスを落とす。
一瞬だけ、強張った身体。
「…スモーカー?」
「別れろよ」
両手でナマエの頬を挟み、額をコツンとくっつける。
目を閉じ、小さくため息をつく。
おれの気持ちに、いつになったらコイツは気付くんだろうか。
今のおれは随分とダサい顔をしているはずだ。なりふり構ってられねぇ。
「別れておれにしとけ。」
こんなに懇願してもおまえは友達のままなのか。
酔っ払って大声を出すナマエを宥めるのは、ヒナの役割。
「あのクソ男、ヘラヘラ笑ってごめんとか言いやがって。反省なんかしてねーだろぉぉぉぉ」
「もう別れちゃいなさい!だから、やめろって言ってたのに。ヒナ忠告してたわよ!」
お前まで応戦したら、納まらんだろう。
ジョッキ片手にギャーギャー騒ぐ2人。
「ナマエ見る目無いのよ!節穴!」
「ヒナひどい!節穴じゃないよ!」
「わたくしは、見る目あるのよ。あんな不誠実な男選ばないわ。」
ヒナがチラッとこちらを見る。
その目は、「早く奪え」ってことだろう。
ナマエは男を見る目がない。顔はいいが…という男と付き合っては、浮気される。
または、2番目だったりする…。
今回は浮気されたわけだ。
大学の時から変わってない。
「スモーカー!黙ってないで男代表で何か言えー!まさか浮気肯定派?」
なんだよ。男代表って。
そもそも浮気なんかしねぇよ。
「はぁ〜めんどくせぇな。」
「なっ!」
「嫌なら、さっさと別れろよ。見てらんねぇ。」
「そうそう嫌なら別れなさいよ〜。あなたが傷つくのはヒナもスモーカー君も好きじゃないわ。」
ヒナが俯くナマエの頭を撫で、髪にキスをする。
そろそろお開きだな。
店員を呼び、さっさと会計を済ます。
「オメェ等、後で払えよ」
ヒナは彼氏の迎えが来ればさっさと帰る。
ここからめんどくせぇのは、酔っ払ってるナマエだ。
「帰りたくない!」
「あーそうかよ。おれぁ帰るぞ。」
煙草に火を着けて歩き出そうとすれば、腕を捕まれる。
「スモーカーもう一軒行こう?」
でかい溜息をついて
「送ってやるから、帰れ」
そういえば、叱られた子供の様な顔をして「わかった。」と。
道中、また彼氏の悪口だ。
まぁ、相手の男が完全に悪い。
浮気相手はコイツの会社の後輩だと。
よくそんなクソ野郎を好きになったもんだ。
「スモーカーはさー、彼女作んないの?」
「作らなきゃいけねぇもんなのか?」
「質問を質問で、返すなー」
ケラケラ笑ってるが、足元フラフラじゃねぇか。
さっきまでの鬼の形相は何処へ置いてきたんだ?
「おい。あぶねぇよ」
咄嗟に腕を掴んだ。
ナマエが「ありがとう」とヘニャリと笑う。
お前は、そういう顔だけしてりゃいいんだよ。
今日、何度目かの深い溜息。
「お前、別れねぇの?」
「別れるよ。」
「じゃあ、いいよな?」
「なにが?」
掴んだ腕を軽く引いて、空いている手をナマエの腰を抱き寄せる。
「こういう事だよ」
アホみたいな顔のナマエに触れるだけのキスを落とす。
一瞬だけ、強張った身体。
「…スモーカー?」
「別れろよ」
両手でナマエの頬を挟み、額をコツンとくっつける。
目を閉じ、小さくため息をつく。
おれの気持ちに、いつになったらコイツは気付くんだろうか。
今のおれは随分とダサい顔をしているはずだ。なりふり構ってられねぇ。
「別れておれにしとけ。」
こんなに懇願してもおまえは友達のままなのか。