短編
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鮮やかな金髪に派手なシャツ。
程よい筋肉に胸元の大きな誇り。
戦闘中の顔は妖艶で、ぷっくりと厚めの唇から覗く舌は更に色香を強める。
一見真面目な堅ぶつそうで、実はイタズラ好きだし子どもぽいところもある。
海賊と思えないほど、人としての常識も教養もある。
クルーからは頼れる兄貴と思わがちだけど、隊長クラスの皆には甘えているから概ね我儘。
素敵な所、好きな所とかそういうポジティブな点を挙げろと言われれば、いくらでも挙げられる。
唯一のダメな所は、絡み酒と朝弱いところかな。
ほら、今日も上機嫌な一番隊隊長様は絡み酒です。自隊のクルーをなぎ倒し、先程エースを甲板に沈めた。
漆黒の空に輝く蒼。
船尾甲板のルーフトップは最近テラス仕様にしてもらった。ここから甲板を眺めているのがわたしのお気に入り。
甲板で大騒ぎの陽気な酔っ払っいになっているマルコを見るものも楽しみの1つ。
「かかってこいよ〜〜い」
金髪と紫のシャツをはためかせ、ゲラゲラ笑っていた。
「誰だ!マルコに西の海の酒呑ませた奴は!!」
キッチンからサッチが慌てて甲板に出てきた。その姿は息子の友達を叱るお母さんだ。
お酒は強いマルコだが、何故か西の海のお酒にだけ弱い。面白がって時折誰かが飲ませるのだ。犯人はイゾウかハルタだね。
止めに来たであろうサッチに気付いたマルコは「次はサッチかよぃ。相変わらず変な髪型だねい。」と腹を抱えて爆笑。
サッチの髪型は、もはやネタ。
イゾウもハルタもビスタも爆笑しているけど、この兄弟喧嘩はいつ見ても面白い。
取っ組み合いでは無く、口喧嘩。
紳士と名高いビスタまで、爆笑しているから全員相当酔っている。
テラスからずーっとこの馬鹿騒ぎを見ている。
マルコは脚を不死鳥に変えてサッチのリーゼントを引き抜こうとしている。
「フランスパン取れねぇなぁ。」
キョトン顔で言ってるから本当にフランスパンだと思っているんだろう。
サッチ泣いてるよ。
好きになった頃イメージとは大分違うマルコを見ると、アホだなと心底思ってしまう。
アトモスから「そろそろ止めてやれ。サッチが違う意味で…」と、仲裁の役割を求められてしまった。
しょうがないなーと、テラスから甲板へ飛び降りる。
サッチ、1つ貸しねとポツリ。
「ナマエ〜〜助けてくれぇ〜。」
4番隊隊長の情けない声。
「マルコ、そろそろ寝よ。」と、不死鳥の足に触れれば、にっこり笑い手を翼に変え「わかったよーい」と空中で逆さになる。
フワフワと浮かんでいるが、ちょっと不安定。
無邪気な笑顔は、年上とか隊長とか海賊とかの肩書きが嘘のよう。
あーこれは寝不足で酔いが回るの早かったのかな…。
さすが鳥使い!調教師!とめちゃくちゃ笑われるけど、もう眠くて仕方ないマルコは能力を解いて、わたしの肩抱く。
今度は、格好つけているマルコにブーブー言ってるクルー達。
「羨ましいだろい?」ニヤリと。
「おやすみー」と挨拶して、部屋へ向かう。
いつ死ぬかもわからない海。24時間気を抜けない船上の生活はいつだってギリギリ。
あってはならないが、これだけ長く海に出ていると裏切りもあった。
海に出れば、海軍や他の海賊…敵しか居ない。
そんな中、自分が気を許せる相手や想い合える相手が居ることは幸せなこと。
そうなると、嫌いなところを探す暇は無い。
もう同じ日は来ないんだから。
眠くて眠くて目を擦るマルコは、髭の生えた赤ちゃんみたいで笑ってしまう。
後頭部を撫でるとフニャフニャ笑い、わたしの肩にあった手を腰へと滑らせ、空いている手を膝裏へ差し込む。
フワッと持ち上げられ、あっという間にお姫様抱っこ。
眼の前にある首元にキスをすると、「ナマエ好きだよい。」と。
愛しき酔っ払いがここに居る。
デレるマルコは貴重。今日のことは、朝には忘れてるんだろうなー。
程よい筋肉に胸元の大きな誇り。
戦闘中の顔は妖艶で、ぷっくりと厚めの唇から覗く舌は更に色香を強める。
一見真面目な堅ぶつそうで、実はイタズラ好きだし子どもぽいところもある。
海賊と思えないほど、人としての常識も教養もある。
クルーからは頼れる兄貴と思わがちだけど、隊長クラスの皆には甘えているから概ね我儘。
素敵な所、好きな所とかそういうポジティブな点を挙げろと言われれば、いくらでも挙げられる。
唯一のダメな所は、絡み酒と朝弱いところかな。
ほら、今日も上機嫌な一番隊隊長様は絡み酒です。自隊のクルーをなぎ倒し、先程エースを甲板に沈めた。
漆黒の空に輝く蒼。
船尾甲板のルーフトップは最近テラス仕様にしてもらった。ここから甲板を眺めているのがわたしのお気に入り。
甲板で大騒ぎの陽気な酔っ払っいになっているマルコを見るものも楽しみの1つ。
「かかってこいよ〜〜い」
金髪と紫のシャツをはためかせ、ゲラゲラ笑っていた。
「誰だ!マルコに西の海の酒呑ませた奴は!!」
キッチンからサッチが慌てて甲板に出てきた。その姿は息子の友達を叱るお母さんだ。
お酒は強いマルコだが、何故か西の海のお酒にだけ弱い。面白がって時折誰かが飲ませるのだ。犯人はイゾウかハルタだね。
止めに来たであろうサッチに気付いたマルコは「次はサッチかよぃ。相変わらず変な髪型だねい。」と腹を抱えて爆笑。
サッチの髪型は、もはやネタ。
イゾウもハルタもビスタも爆笑しているけど、この兄弟喧嘩はいつ見ても面白い。
取っ組み合いでは無く、口喧嘩。
紳士と名高いビスタまで、爆笑しているから全員相当酔っている。
テラスからずーっとこの馬鹿騒ぎを見ている。
マルコは脚を不死鳥に変えてサッチのリーゼントを引き抜こうとしている。
「フランスパン取れねぇなぁ。」
キョトン顔で言ってるから本当にフランスパンだと思っているんだろう。
サッチ泣いてるよ。
好きになった頃イメージとは大分違うマルコを見ると、アホだなと心底思ってしまう。
アトモスから「そろそろ止めてやれ。サッチが違う意味で…」と、仲裁の役割を求められてしまった。
しょうがないなーと、テラスから甲板へ飛び降りる。
サッチ、1つ貸しねとポツリ。
「ナマエ〜〜助けてくれぇ〜。」
4番隊隊長の情けない声。
「マルコ、そろそろ寝よ。」と、不死鳥の足に触れれば、にっこり笑い手を翼に変え「わかったよーい」と空中で逆さになる。
フワフワと浮かんでいるが、ちょっと不安定。
無邪気な笑顔は、年上とか隊長とか海賊とかの肩書きが嘘のよう。
あーこれは寝不足で酔いが回るの早かったのかな…。
さすが鳥使い!調教師!とめちゃくちゃ笑われるけど、もう眠くて仕方ないマルコは能力を解いて、わたしの肩抱く。
今度は、格好つけているマルコにブーブー言ってるクルー達。
「羨ましいだろい?」ニヤリと。
「おやすみー」と挨拶して、部屋へ向かう。
いつ死ぬかもわからない海。24時間気を抜けない船上の生活はいつだってギリギリ。
あってはならないが、これだけ長く海に出ていると裏切りもあった。
海に出れば、海軍や他の海賊…敵しか居ない。
そんな中、自分が気を許せる相手や想い合える相手が居ることは幸せなこと。
そうなると、嫌いなところを探す暇は無い。
もう同じ日は来ないんだから。
眠くて眠くて目を擦るマルコは、髭の生えた赤ちゃんみたいで笑ってしまう。
後頭部を撫でるとフニャフニャ笑い、わたしの肩にあった手を腰へと滑らせ、空いている手を膝裏へ差し込む。
フワッと持ち上げられ、あっという間にお姫様抱っこ。
眼の前にある首元にキスをすると、「ナマエ好きだよい。」と。
愛しき酔っ払いがここに居る。
デレるマルコは貴重。今日のことは、朝には忘れてるんだろうなー。
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