ジョジョ
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「はい。」
そう言って綺麗にラッピングされたチョコを渡すと、目の前のジョルノは呆けたような顔をした。
「・・・これは?」
そう言いながら彼はラッピングのリボンに手をかける。
「言っておくけどそれ、義理だからね。」
「義理?僕はなにか君に義理を返されるようなことしましたっけ・・・」
そう言うジョルノは本当に分かっていないようではてなを浮かべている。
そしていつの間にかリボンは解かれ、チョコの入った箱が顔を出した。
「・・・甘い香りがします・・・あっ。」
言いながら蓋を開け、顔を出したチョコにジョルノは目に見えて表情を明るくする。
「チョコレートですか、ありがとうございます。」
そう言うと1つ取り出し、口に放り込む。
私はそんなジョルノに驚いた。まさか目の前で食べるなんて!
ジョルノのことだから家に帰ってからとかそういうのだと思っていた。
意図しない展開に私は焦っていた。
しかしそんな私にジョルノは気づくはずもなく。ぱくぱくと食べ進める。
「おや、なにか底にありますね・・・?なんですか、これ。」
・・・やばい。
返事は明日でいいと思っていた。だからわざわざ奥底に入れたというのに。
いくつか入っていたチョコは既に姿を消し、透明な仕切りの下に入った手紙が丸見えになっていた。
「・・・チョコの説明みたいなのじゃない?」
そんな適当な嘘を言うとジョルノは普通上に入ってません?と言いながら手紙を取り出す。
読まれる!そう思った私は辺りを見回し、視界に入ったブチャラティに心の中で謝り、嘘をついた。
「あーーーっ!ブチャラティに呼ばれてるんだった!!ごめん、今行くね!じゃあねジョルノ!」
そう言って椅子から立ち上がり、駆け出そうとした時。
「待ってください。これ、君の手作りだったんですね。」
ジョルノは私の腕を掴み、言った。
その時私は昨日の自分を恨んだ。
彼は無駄が嫌いだからと、手紙の内容を『好きです。付き合ってください。』
この二言だけにしたのは間違いだった!
ジョルノはラブレターに気づいたのだ。それに焦った私は取り繕おうと言葉を発する。
「ち、違うよ・・・手作りかもしれないけど、それは街の女の子にジョルノに渡してくださいって言われて・・・」
「何言ってるんです、さっき義理だって言ったじゃあないですか、自分で。」
そう言いながらジョルノは掴んだままの腕を引く。
やばい!これは返事をされてしまうのでは・・・。
とん、と目の前にジョルノの胸が広がる。あまりの近さに私は気を失いそうになる。
「君からの、告白ですね。」
ジョルノはいつもこうやって回りくどく結論に至ろうとする。
いつもはそんなに気にしてなかったのに、今じゃただただ地獄のような気分で恐ろしかった。
「ねえ、そうなんですよね?これは、君が僕のために作ったチョコで、この手紙も君が僕に宛てたもの、なんですよね?」
なんてひどい人だ!
事実をつらつらと述べるジョルノが悪魔に見える。
言い返してやろうと思って顔を上げると至近距離でジョルノの顔が見えた。
「な、なんで・・・。」
あまりの驚きに思わず声が出た。
私を見るジョルノは優しく顔を綻ばせていた。
なにそれ、そんな顔、知らない。
「やっと、僕を見てくれましたね・・・。」
そう言うとジョルノは私の背中に腕を回し、抱きしめた。
「確認のようなことをしてすみません。・・・夢かと思ったんです。あまりにも嬉しくて。」
僕も好きです。
そう言ったジョルノに堰を切ったように涙が溢れた。
「そういう返事なら、もっと早くしてよ・・・!私、怖かったのに・・・!」
そう言うとジョルノはまたすみません、と言って更にきつく抱きしめた。
そんな2人を見て、ブチャラティは苦笑していた。
自分の名が呼ばれ見てみれば2人が抱き合っていたのだ。こんな顔をしてしまうのも許して欲しい。
何故自分が呼ばれたのかは分からなかったが、チーム内でお互いを想っているというのに中々進展しない焦れったい2人が結ばれたことに彼は心からの祝福をそっと贈った。
そう言って綺麗にラッピングされたチョコを渡すと、目の前のジョルノは呆けたような顔をした。
「・・・これは?」
そう言いながら彼はラッピングのリボンに手をかける。
「言っておくけどそれ、義理だからね。」
「義理?僕はなにか君に義理を返されるようなことしましたっけ・・・」
そう言うジョルノは本当に分かっていないようではてなを浮かべている。
そしていつの間にかリボンは解かれ、チョコの入った箱が顔を出した。
「・・・甘い香りがします・・・あっ。」
言いながら蓋を開け、顔を出したチョコにジョルノは目に見えて表情を明るくする。
「チョコレートですか、ありがとうございます。」
そう言うと1つ取り出し、口に放り込む。
私はそんなジョルノに驚いた。まさか目の前で食べるなんて!
ジョルノのことだから家に帰ってからとかそういうのだと思っていた。
意図しない展開に私は焦っていた。
しかしそんな私にジョルノは気づくはずもなく。ぱくぱくと食べ進める。
「おや、なにか底にありますね・・・?なんですか、これ。」
・・・やばい。
返事は明日でいいと思っていた。だからわざわざ奥底に入れたというのに。
いくつか入っていたチョコは既に姿を消し、透明な仕切りの下に入った手紙が丸見えになっていた。
「・・・チョコの説明みたいなのじゃない?」
そんな適当な嘘を言うとジョルノは普通上に入ってません?と言いながら手紙を取り出す。
読まれる!そう思った私は辺りを見回し、視界に入ったブチャラティに心の中で謝り、嘘をついた。
「あーーーっ!ブチャラティに呼ばれてるんだった!!ごめん、今行くね!じゃあねジョルノ!」
そう言って椅子から立ち上がり、駆け出そうとした時。
「待ってください。これ、君の手作りだったんですね。」
ジョルノは私の腕を掴み、言った。
その時私は昨日の自分を恨んだ。
彼は無駄が嫌いだからと、手紙の内容を『好きです。付き合ってください。』
この二言だけにしたのは間違いだった!
ジョルノはラブレターに気づいたのだ。それに焦った私は取り繕おうと言葉を発する。
「ち、違うよ・・・手作りかもしれないけど、それは街の女の子にジョルノに渡してくださいって言われて・・・」
「何言ってるんです、さっき義理だって言ったじゃあないですか、自分で。」
そう言いながらジョルノは掴んだままの腕を引く。
やばい!これは返事をされてしまうのでは・・・。
とん、と目の前にジョルノの胸が広がる。あまりの近さに私は気を失いそうになる。
「君からの、告白ですね。」
ジョルノはいつもこうやって回りくどく結論に至ろうとする。
いつもはそんなに気にしてなかったのに、今じゃただただ地獄のような気分で恐ろしかった。
「ねえ、そうなんですよね?これは、君が僕のために作ったチョコで、この手紙も君が僕に宛てたもの、なんですよね?」
なんてひどい人だ!
事実をつらつらと述べるジョルノが悪魔に見える。
言い返してやろうと思って顔を上げると至近距離でジョルノの顔が見えた。
「な、なんで・・・。」
あまりの驚きに思わず声が出た。
私を見るジョルノは優しく顔を綻ばせていた。
なにそれ、そんな顔、知らない。
「やっと、僕を見てくれましたね・・・。」
そう言うとジョルノは私の背中に腕を回し、抱きしめた。
「確認のようなことをしてすみません。・・・夢かと思ったんです。あまりにも嬉しくて。」
僕も好きです。
そう言ったジョルノに堰を切ったように涙が溢れた。
「そういう返事なら、もっと早くしてよ・・・!私、怖かったのに・・・!」
そう言うとジョルノはまたすみません、と言って更にきつく抱きしめた。
そんな2人を見て、ブチャラティは苦笑していた。
自分の名が呼ばれ見てみれば2人が抱き合っていたのだ。こんな顔をしてしまうのも許して欲しい。
何故自分が呼ばれたのかは分からなかったが、チーム内でお互いを想っているというのに中々進展しない焦れったい2人が結ばれたことに彼は心からの祝福をそっと贈った。
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