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デジタルワールドを守る騎士団を構成するメンバーに、3体のアグモンがいる。彼らはもともと同種族であるウォーグレイモンに守られながらひっそりと暮らしていたのだが、わけあってメタルガルルモン、ガルルモンと会い、その先でオメガモンと出会って騎士団へと入ることになった。一番最初にオメガモンと共に行動をしていたギルモンとは同じ成長期デジモンであるからかよく一緒になって他の究極体に甘やかされていたりする。
3体いるアグモンのうち1体はウォーグレイモンに憧れ強くなるためによく修行をつけてもらっていて、1体は仲良くなったガルルモンの背中によく乗っている。そして残りの1体は、ギルモンと一緒にいつもオメガモンにくっついていた。
「ギルモーン、なにして遊ぶ?」
「なにがいいかなぁ、なにして遊ぶ?オメガモン 」
「…私は用事があるから共には遊べないぞ」
「「えー!」」
オメガモンの肩へよじ登っていたギルモンとアグモンは、オメガモンにそう言われると不服そうに頬を膨らませて見せた。オメガモンも遊んでやりたいのは山々なのだが、どうしても彼が赴かねばならない用事があるのだ。今回ばかりは我儘を聞いてやれそうになかった。普段ならだいたいの我儘は叶えてやるのだけれど。
「オメガモンまたどっか行っちゃうのぉ?」
「やだよぉ、もっといっしょに遊んで!」
「終わったらインプモンやブイモンたちとも一緒に遊ぼうな」
オメガモンが少し困ったように笑うので、アグモンもギルモンもそれ以上はねだろうとしなかった。大好きなオメガモンを困らせたいわけではないのだ。それに遊んでくれると約束してくれた。彼は約束したことを無碍にしてしまうことは絶対にないと二人とも知っている。きっと用が済めばブイモンたちとも一緒に遊んでくれるのだろう。ギルモンとアグモンはオメガモンに絶対だよ、と念を押すと、渋々その肩から飛び降りた。
「ちゃんと帰ってきてね」
「ああ、行ってくる」
「いってらっしゃーい!」

この後、用を済ませ戻ってきたオメガモンが成長期デジモンたちと遊ぶ姿が見られたとか。
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