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キャプテンガンダムには様々な知識がインプットされている。武器装備の知識はもちろん、ネオトピアの歴史や人々の職、あらゆる分野を網羅している。そしてその中には、一般的に感情と呼ばれるものも含まれていた。
他にどれだけの知識を持っていたところで、感情というのは知識だけでどうにかできるものではない。それこそ知識として知っている、というところで終わってしまう。感情はその人本人が生きていく中で様々な環境に触れ様々な人々に触れ、そうやって育まれていくものだ。だからキャプテンも、SDGにおいてあらゆる隊員と会話を繰り返し、共に訓練し生きてきた。けれどもキャプテンの感情はなかなか目に見える成長を見せず、もちろん弱者を守るという点における覚悟は並々ならぬものがあるのだが、どうにも無機質なのだ。手を尽くしてもそれは改善されず、ソウルドライブに問題があるのかそれとも何か別の問題が発生しているのかわからないままだった。そもそもSDGの隊員がソウルドライブについて把握していることはあまりにも少ない。気長に観察していけば、いずれ何かしらの変化が見られるだろうと、それ以上の改善を諦めた。
そんな中で、それはあまりにも突然だった。
「私はシュウトのことが好きなのです」
キャプテンが自ら自分の感情を明け透けにしたのは、それが初めてだった。さらに言えば、無断で勝手な行動をとったのも、まだ小さな子供を戦いに巻き込んだのも、すべてが初めてであったから、隊員も驚くしかなかった。いったいどういった影響をシュウトという少年に受けたのか。たった数日で今までぴくりとも変わらなかったキャプテンをあっさりと変えてしまったその少年は何者なのか。喜ばしい変化であるはずなのに、その実子供を巻き込んでしまったという事実もぬぐえない。それでもキャプテンが初めて見せる主張と強い意志を宿した瞳は紛れもない本物で。
やがて強い絆で結ばれることとなるキャプテンとシュウトは、ここから始まった。
他にどれだけの知識を持っていたところで、感情というのは知識だけでどうにかできるものではない。それこそ知識として知っている、というところで終わってしまう。感情はその人本人が生きていく中で様々な環境に触れ様々な人々に触れ、そうやって育まれていくものだ。だからキャプテンも、SDGにおいてあらゆる隊員と会話を繰り返し、共に訓練し生きてきた。けれどもキャプテンの感情はなかなか目に見える成長を見せず、もちろん弱者を守るという点における覚悟は並々ならぬものがあるのだが、どうにも無機質なのだ。手を尽くしてもそれは改善されず、ソウルドライブに問題があるのかそれとも何か別の問題が発生しているのかわからないままだった。そもそもSDGの隊員がソウルドライブについて把握していることはあまりにも少ない。気長に観察していけば、いずれ何かしらの変化が見られるだろうと、それ以上の改善を諦めた。
そんな中で、それはあまりにも突然だった。
「私はシュウトのことが好きなのです」
キャプテンが自ら自分の感情を明け透けにしたのは、それが初めてだった。さらに言えば、無断で勝手な行動をとったのも、まだ小さな子供を戦いに巻き込んだのも、すべてが初めてであったから、隊員も驚くしかなかった。いったいどういった影響をシュウトという少年に受けたのか。たった数日で今までぴくりとも変わらなかったキャプテンをあっさりと変えてしまったその少年は何者なのか。喜ばしい変化であるはずなのに、その実子供を巻き込んでしまったという事実もぬぐえない。それでもキャプテンが初めて見せる主張と強い意志を宿した瞳は紛れもない本物で。
やがて強い絆で結ばれることとなるキャプテンとシュウトは、ここから始まった。