ノートン・キャンベル(探鉱者)
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「ゔ、ああああっ、もうやめてくれっ………ハァハァ…………ゆ、夢か…」
変な夢を見た、忌まわしきあの事故のトラウマが夢になって出てきたのだ。
着ていた寝間着とベッドは汗でビッショリだった。
「ふぅ……水でも飲んでシャワーに入り直そうかな…」悪夢に魘され叫んだせいで喉がカラカラだ。
ベッドから降り、キッチンへ水を取りに向かう。
「こんな時にイロハが横に居ればなぁ…」と独り言を呟く。
「イロハどうしてるかなぁ…楽しんでるかな」
と女子サバイバーとのオール女子会で不在の彼女のことを考える。
そう言えば最近はイロハと一緒に寝ているからか、悪夢を見ることが格段に減った気がする。
考えているうちにキッチンへ辿り着き、ドアを開ける。
__すると今1番会いたかった人物が中央に立っていた。
「ノートン!!」
僕が声を掛けるよりかも早く僕に気付き名前を呼んで駆けつけてくれる。
「イロハ!」
あまりにも嬉しくて夜中だというのに大きな声を出してしまった。
「イロハ、女子会はどうしたの?今日はオールで飲むぞ!って張り切ってたじゃないか」
「あ、うーん、それがね…」歯切れの悪い返答に不思議に思うノートン。
「実はね……」と頬を赤らめながら話すイロハを不思議に思いながら、イロハの話に耳を傾けた。
「ノートンに会いたくなっちゃって途中で女子会抜けてきちゃったの」へへっ、と言いながら微笑んだ。
「……っつ!」
イロハから自分に会いたくて女子会を抜けてきたことを聞いた瞬間、頬がたちまち熱を持ちその場で固まってしまったのだった。
隣でイロハは「ノートンの部屋に行く前に酔い覚ましとして水を飲んでから行こうと思って」などと話しているが固まっているノートンの耳には全く入ってこなかった。
するとイロハは固まったままのノートンなどお構いなしに「ノートン大好き!」と言ってノートンに抱きついた。
抱きつかれたノートンは我に帰るとイロハを抱きしめ返し「イロハには敵わないよ…」と呟き、額にキスを落とした。
__その後、食堂で水を飲みノートンの部屋に着くと2人でお風呂に入り、眠る準備を始めた。
すると、「ノートン…」とイロハが布団を被りながら話し始めた。
「私、ノートンの側にずっと居るからね。離れていかないから安心してね」ニコッとはにかんでノートンに告げる。
するとノートンは「本当にイロハには敵わないなぁ……僕もだよ」と泣きそうな声でイロハに伝えた。
ノートンの今にも泣き出しそうな声に気付いたイロハは「さて、もう遅いし寝よう!ノートンがぐっすり眠れるように子守唄でも歌ってあげよう!」と言い、ノートンの大きな身体を抱きしめ、トントンと小さな子供をあやす様に背中を優しくさすりながら子守唄を歌い始めた。
イロハの心地が良い音色にノートンはウトウトし始め「おやすみ…イロハ…愛してる…」と言い切るや否や夢の中へと落ちて行った。
イロハはノートンが眠りに落ちたことを確認したあと「おやすみノートン、私は本当に貴方の側にずっと居るわ……愛している」とノートンの髪と顔のケロイドにキスをし自身も眠りについたのだった。
(ノートンが過去のトラウマで、夜中に魘されていないかが心配で女子会を抜けてきたことは本人には秘密だ)
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