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page.08 Michel





幸せで仕方なかった

久しぶりに母の匂いに包まれて
ゆっくりと眠った




『L....I love you...』


『.....Sorry...』


『If you use your head,you can eat sweets without gaining weight though...』



母の言葉を思い出した


夢の中の母は
私に『来てはいけない』と言っている


『Stay back!』


何で?
僕はもっと
お母さんと一緒にいたいんだよ...


『Be in the...grip of death...』

死神に取り憑かれた...?


『Look out...』



段々と
母の姿は遠ざかる


嫌だ...
まだ一緒にいたいんだ...
お母さん...





「る...L...L...」
「んっ...」


名前を呼ばれ目を開けると
そこにはMがいた

服は
着ていない


「何故ここに...?」
「クスッ...何故ここにって...」


笑いながら
私の髪を撫でてくるM


「覚えてない...?夜の事...?」


夜...

まさか
見られていたのか...?

母と禁忌を犯している私の姿を...


そんな筈はない

ドアは閉まっていたし
この部屋には
私と母しかいなかった


「...何の事だか」
「ほら...」
「何ですか....。......!」


Mが指した先には
紅く鬱血した痕が
無数に刻まれていた


「Lが...付けたんだよ...?」


照れながら
シーツに顔を埋めているM


「そんな筈...」


私が抱いたのは
母だ


Mである筈がない


この女を
私が抱けるわけがない














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