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page.06 真相





目を閉じても蘇る

あの時の恐怖が


Jackと向かい合って
引き金を引けなかった自分が
情けなくて仕方ない

推理は当たっていたかもしれない
しかし
犯人を捕まえられなければ意味がない


やはり私は
探偵には向いていない


「ククッ...L~How are you?ククッ...How are you~?」

B...
死神同士
仲良くしましょうか...?


喋る気力もなく無視を続けていても
Bは一向に出て行こうとしない


うつ伏せの状態から
目だけを動かし
Bを見る


「ククッ...」


膝を抱え
椅子に座っている


そういえば
Bはこんな顔だっただろうか

日が経つにつれ
まるで...
私が...


「良い事を教えてあげようか?」
「.....」

「Kと"L"は、寿命が同じだったんだ。言ってなかったかな?ククッ...」



寿命が同じ...



「B...」

「だから、そんなに抱え込まない方が良いよ。ワタリも心配してるし。ククッ...」


自分で犯罪を止めてみろと言ったり
抱え込むなと言ったり


B...
お前の目的は何なんだ?

何でこんなにも
私の中に入ってくるんだ...


「ワタリの所へ行くよ...」



...パタン



「それで良いよ。....L...」




久々に
ワタリと一緒に眠った


ワタリは
血の付いたシャツを洗ってくれて
何も言わずに頭を撫でてくれた



こんなにもゆっくり眠れた夜は
久々だった










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