このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

page.06 真相




「どうです?大方、当たっているでしょう?」
「くっ...」


「最後の最後まで"L"を守ろうとしていたK...
なのに貴方は、何て惨い事を...」


どうやら
探偵としての
最初で最後の大仕事です


「貴方を撃ちます」

返り討ちにあったって構わない
Kの敵を...


「お別れです。Jack。そして...ワタリ」
「死ぬ覚悟は出来たんだな。なら、同時に引き金を引くんだ。」
「はい。恨みっこなしですよ」


手が震えている

まだ死ぬわけにはいかないのに
どうなるか分からないこの状況


二者択一


私には
まだやりたい事が沢山残っている


ここで死ぬわけには...


色々な出来事が
走馬灯のように駆け巡った



さよなら
ワタリ...



.........バンッ!!!




「ぐぁぁぁっ!!」

ゆっくりと目を開けると
うずくまっているJackがいた


「まだ撃っていないのに...何故...」

「Lを、死なせるわけにはまいりませんから」
「何で...何で邪魔をした!ワタリ!」
「私は、まだLを失うわけにはまいりません。ですから、こうするしか」


この男にはかなわない


うずくまっているJackに手錠を掛け
車へ連行する


「ワタリ、ちょっと待っていてくれ」


私は
取り残されたもう一人のLの元へと向かった


「Kの死体は、明日埋葬しましょう」
「.......」
「"L"?」



-The desire to meet "K".-


「?」



パンッ!!!




一瞬
何が起きたのか分からなかった


何故か"L"だけが
スローモーションで倒れていった


「...."L"?」


指に絡み付く
生暖かい液体

辺りに広がる
鉄くさい匂い




「うわぁぁぁぁ!!!!!!」












.
4/6ページ
スキ