page.05 監視
「少しは寝れましたか?」
「うん」
モニタールームに戻ると
変わらないワタリの姿があった
「ワタリは、休まないの?」
「はい」
「なんで?」
「言ったでしょう?Lのサポートをすると」
「そうだけど...」
「納得いきませんか?」
「うん...」
「では、こうしましょう」
「......?」
「この事件を解決したら、一緒に寝ましょう」
「うん!」
ワタリの笑顔を見ると
とても落ち着く
さっきまでBが言っていた
血がどうのこうのなんて
ワタリには関係ない話だろう
ワタリは
L=Lawlietとして
私を見てくれている
一人の人間として
接してくれている
それはまるで母親のような優しさで
私はワタリの傍にいると
とても安心出来た
今日は
何事もなく終わった
.