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page.04 予感





ワタリが調べた"L"の家はとても豪邸で
沢山の宝が眠っているという


「犯人の狙いは、宝物だよね?この前は宝石店だったし...」
「そうですね。まずは、"L"の家へ電話を掛けてみましょうか」



ワタリが受話器を取り
調べた番号をダイヤルする


呼び出し音が数回鳴った


「Yes?」


聞こえてきたのは女性の声だった


「Hello?」

"L"は男性だと思っていたので
多少驚いた様子のワタリだったが
すぐに持ち直した



少し話し込んだ所で
ワタリが本題へ移った


「We will place secret cameras and listening devices.」
「!?」


急に顔も知らない男から電話が掛かってきて
監視カメラと盗聴器を付けさせてくれと頼まれたら...

想像しただけで鳥肌が立った

女性ならば尚更だろう

電話口からは"L"の怒鳴り声が聞こえる



「That's an illegal violation of human rights!」
「I promise you,nobody will ever find out.」


犯人に見付からないように仕掛けると言われても
絶対嫌だろう


それでもワタリは粘った



「The bugs and cameras will be in place for seven days.」
「seven days...?」


「This period may be shortened or extended,depending on the circumstances.」
「.....Yes.」



ワタリは電話をしながら
私にOKのサインをくれた



事件発生予定日より一週間前に
カメラを設置する事を決め
受話器を置いた














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