page.03 Beyond=Birthday
Bが来てから
ハウスの中が賑やかになった気がする
私は
話す相手が出来た事が嬉しかった
Bはたまに変な事を言うが
それ以外は特に普通だったので
気にせず過ごした
そんなある日
私はBからある事実を知らされる
「L、ちょっといいかな?」
「どうしたの?」
「君のお父さんの事を教えてあげるよ」
「おとうさん?」
父は私が生まれる前に亡くなったと
母から聞いていた
何故Bが
私の父の事を知っているんだ?
Bは私より年下の筈だから
父を知っているわけがないだろう...
「君の父の名は、Jack=Lawliet」
「Jack=Lawliet...」
「何も聞かされていないの?」
「全く...お父さんの名前も、今初めて聞いたよ」
「Shut oneself up a detective.」
「....?」
「Lのお父さんは、有名な探偵だったんだ」
「たんてい?」
「そうだよ。世界のあらゆる事件を解決に導いてきたんだ。」
「じけん...?」
父が探偵だったなんて
全然知らなかった
何故母さんは
今まで隠していたんだろう...
「影のトップであった君のお父さんは、ロサンゼルスで殺されたんだ。」
「ころされた...?」
Bの話しに全く根拠はないが
次第に私は引き込まれていった
「当時は、ニュースで大々的に取り上げられたんだ」
「......」
「そして僕は、Lを探して此処まで来たんだ」
「B....」
「言っただろ?Lに興味があるって」
この時のBの表情は
今でも私の脳裏に焼き付いている
彼の微笑みは
きっと死神そのものだ
.