このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

page.03 Beyond=Birthday





Bが来てから
ハウスの中が賑やかになった気がする


私は
話す相手が出来た事が嬉しかった


Bはたまに変な事を言うが
それ以外は特に普通だったので
気にせず過ごした



そんなある日
私はBからある事実を知らされる



「L、ちょっといいかな?」
「どうしたの?」
「君のお父さんの事を教えてあげるよ」
「おとうさん?」


父は私が生まれる前に亡くなったと
母から聞いていた


何故Bが
私の父の事を知っているんだ?


Bは私より年下の筈だから
父を知っているわけがないだろう...


「君の父の名は、Jack=Lawliet」
「Jack=Lawliet...」

「何も聞かされていないの?」
「全く...お父さんの名前も、今初めて聞いたよ」

「Shut oneself up a detective.」
「....?」

「Lのお父さんは、有名な探偵だったんだ」
「たんてい?」

「そうだよ。世界のあらゆる事件を解決に導いてきたんだ。」
「じけん...?」



父が探偵だったなんて
全然知らなかった


何故母さんは
今まで隠していたんだろう...



「影のトップであった君のお父さんは、ロサンゼルスで殺されたんだ。」
「ころされた...?」

Bの話しに全く根拠はないが
次第に私は引き込まれていった



「当時は、ニュースで大々的に取り上げられたんだ」
「......」

「そして僕は、Lを探して此処まで来たんだ」
「B....」


「言っただろ?Lに興味があるって」




この時のBの表情は
今でも私の脳裏に焼き付いている


彼の微笑みは
きっと死神そのものだ










.
7/10ページ
スキ