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page.03 Beyond=Birthday





「僕は君の父さんの敵を取ったんだよ?感謝して欲しいくらいだよ」
「そんなの...ちっとも嬉しくなんかない...」



Bの手が急に私の頭を捉えた

そして耳元でこう囁かれる


「November 2004 5th....お前の寿命だ」
「離せ....!」



Bの胸を押し返し
呼吸を整える



「来月の今日、事件が起こる。僕には被害者の寿命が見えている。」
「.......」


「L、止めてごらんよ」
「え...?」
「君の力が見たいんだ。名探偵の親から譲り受けた血が、どの程度なのか」
「......」


「さあL、人が死ぬのを阻止してごらん」




期限は一カ月
手掛かりは全くない

犯人の目星など
全くつかない



いきなり父が名探偵だと聞かされても
ピンとこない


ただ
もうこれ以上人が死ぬのが嫌だった



私の闘いは
まだ始まったばかりだ










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