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「もしもし?」
「....Lです。」
「........!」

自室からハウスへ電話を掛ける

直接逢いに行けば良いだろと言われそうだが
7年前から状況が変わっていない
私がハウスの地下で捜査を進めている事は極秘

ハウスは既にワタリの手を離れ
ロジャーが探偵の養成を行っていた

ハウスの人間でさえLと接触する事は難しいと言われているのだから
自分から逢いに行く事など出来ないのであった


そして私のような探偵を目指している子供達の中に
もしかしたら私の命を狙っている者
キラと繋がりのある者がいるかもしれない

あり得ないとは思うが
可能性は0ではない


だからこの方法を取った



「ロジャー、ニアは元気ですか?」
「あぁ...相変わらずパズルばかり解いているよ。」
「そうですか...」

ニアの話を少ししただけなのに
私は涙ぐんでいた


「ロジャー、今から私の言う言葉を、一字一句漏らさずニアに伝えて下さい。」
「分かった。伝えよう。」


このハウスは、初めからこうなることを見越して建設していた

でもこんなに早く
この日が来るなんて...

あれから7年か...


「ニアに伝えて欲しい単語は″再会″です。」
「それだけか...?」

「あとは数字です″1234180″
これも併せて伝えて下さい。
ニアなら解けるでしょう。
私は12月20日までには、ここを離れます。
それは、遅くとも20日にはここを経つという意味です。」
「時間がない...か...」


要件のみ伝えると
私は電話を切った


ニアなら出来ると
私達は再び逢えると信じています











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