page.30 犠牲
鍵を開けると
Bはパソコンの前に座っていた
「自分のやったことが、分かっているんですか...?」
「あぁ。でも僕は死んでいないし、キラに関する手掛かりもじゅうぶん掴めたじゃないか」
「そうですが...」
何でこんなにも平気なんだ...
自分が死ぬかもしれなかったあの状況で...
「恐くはないのですか...?」
「恐い?どうして?」
Bは何食わぬ顔で答えた
「さっきも言っただろ?
僕はBB事件の時に死ぬ筈だった。
でも寿命はまだきていなかった。
だから死なない....」
「そうですが...」
「じゃあ何度も言わせるなよ。
これから僕はLと一緒にキラ事件を捜査していく。
だからこんな所では死ねない。」
「...はい。」
犠牲になったのはテイラーだけで
Bの活躍で
キラに関する重要な手掛かりも掴めた
そろそろ日本へ経つ準備をしなければ
私は自分の部屋へと向かい
ワタリへの通信のボタンを押した
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