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page.29 二人のL




「B、時間です。」
「分かった。」


ICPOの会議に出席しているワタリから通信が入った

これが僕の”L”としての初仕事



「ICPOの皆様 Lです」

「この事件はかつてない規模で難しい」

「そして...」

「絶対に許してはならない 凶悪な殺人事件です!!」

「この事件を解決する為に 是非全世界」

「ICPOの皆さんが私に全面協力してくださる事を この会議で決議して頂きたい」




.....。

出来た....。


通信画面が切断されると、僕は一気に身体の力が抜けていったのが分かった


「B?大丈夫ですか?」
「あぁ....。」


Lはいつもこんな重圧を背負って難事件へと立ち向かっていたのか...

こんなの...
並の精神じゃとても...


「もうへばったんですか?」
「ぜ..全然ヨユー.....!」


兄さんは、一体どんな気持ちでBB事件に臨んだんだろう...

ナオミさん...
どうなったかなぁ.....



「B、明日はテレビを使いキラに呼びかけます。私はそれの準備がありますので、今日はこれで...」
「L...ありがとう。僕の願いを叶えてくれて...」

「いえ...一人より、二人の方が良いでしょう?」




明日はテレビを通してキラに呼びかけるのか...

僕にも...

何か出来ることはないかな...


僕にしか出来ないこと...


僕は一度死んだ人間...

もう死ぬのは恐くない...


もっと、Lの役に立ちたいんだ...
























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