南空の死を知らされてから間もなく
Ｂが死んだ

カリフォルニア州の刑務所と世間には公表されているが
Ｂはずっとワイミーズハウス地下の牢の中にいた


最後の力を振り絞り
Ｂは私との通信のボタンを押した


「Ｂ...！Beyond...！」
「に..さん...」


途中まで私と共にキラ事件を捜査してきたじゃないか...

Ｂ...

こんなところで...


「に...さん.......ごめ....。あり..がとう
......。Ｌ..........Ｉ love...you..........」
「Ｂ...？嘘だろ....？Ｂ！！！！」




『Heart attack...』
『Heart attack is "DEATH GOD"』
『DEATH GOD is "Shinigami"』



母が亡くなった時のナースとの会話を思い出す

Beyondは、死神に魂を奪われたのか...
私の母と同じように...

でも私の考えは、あの時と変わっていない

死神の存在なんて認められなかった


Ｂは確かに人の寿命が見えていたが
死神ではない

本当の死神は念じただけで人を殺せるだろう


だが、Ｂはそんな事は出来なかった



Ｂの死は寿命だったのか...
それともキラの仕業なのか...


今となってはもう分からないが
Beyondの願いを叶える為に私はこれからも戦い続けていく




キラ...
例え犯罪者であろうと
お前がしていることは殺人だ

必ずお前を見つけ出して捕まえる

それが、Ｂへの餞でもあるんだ



今でも耳に残っているＢのあの歌

「ｸｸｯ...Good morning～Ｌ～Good morning～」



お願い瞳を開けて...

またあの歌を聴かせて...

何故あなたは...
いつも私の代わりに.....




その日はＢを弔うように
ハウスの鐘が何時までも鳴り響いていた...


どうかＢに聴こえていますように...



「Beyond=Birthday...安らかに眠ってください....」























Ｆｉｌｅ.３ end

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