寿命が見えている

今日がお前の寿命だよ

だからこれは自然な死なんだ


死神Ｂに逢えた事を
幸運と思え



そう思いながら僕は人を殺めた

そうでもしないとやっていけなかった

狂気と闘いながら
気を正常に保のがやっとだった

いや、
それさえも正気ではなかったかもしれない


今となっては
何が正しいのかさえ分からない

分からなくなってしまったんだ



今日僕はここで死ぬ

絶対に死ねる

そう思った


だってさ
兄さんには適わないんだもの...

幾ら容姿を似せても
同じ母から産まれたとしても

僕はＬを超せないと思い知らされたんだもの...


もう死ぬしかないじゃないか

ここで丸焦げになって焼死すれば
きっとＬは一生僕を忘れない

Ｈawardと同じ死に方をした
哀れな死神Ｂになる予定だった


そう思って僕は死ぬ覚悟をした

でも死神じゃない方の神が僕に与えたのは
"生"
だった


こんな姿になってまで
僕に生きろと言うんだ

神は残酷だねぇ


此処へ来てからも
何度も死のうとした

断食をしてみたり
壁に頭をぶつけてみたり

その他諸々
キミの想像もつかないような事を色々したよ

でも死ねなかった




熱い...
体中が熱い...

この炎の中で
僕は死ぬ筈だったのに...


熱いよ...
兄さん...


助けて...
此処から出して...

僕を救い出して...


兄さん....















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