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page.26 B.B




「どうしました?L」
「Jackも、こんな気持ちだったのかと思って...」

ワタリにニアとの事を話したら
自分の事のように喜んでくれた

「そうです。Jackはあなたが産まれるのを、誰よりも楽しみにしていました。
その日も、息子と一緒に悩んだり笑ったり出来る日を夢見て、仕事へと向かったのです。しかし...」
「Bの父親...Hawardにより暗殺された。」

父を暗殺したHawardが許せない
それは私もBと同じ気持ちだ

しかし自分がJackになったつもりで
私に勝負を挑んでくるというのは間違っている

歴史を繰り返しはしない

私は勝つ

決してLawliet家の血を絶やしはしない


「目的地まで、まだ時間があります。お休み下さい」
「一時間で起こせ...」

眼を閉じればすぐ夢へと堕ちて行った

ニアの笑顔を見た気がした...

「寝顔も、ニアとそっくりですね...」

ワタリに頭を撫でられるのは
幾つになっても好きだった

ワタリの手は
とても落ち着くから...




「る...L...L...」
「...っ...」

ぼーっとしたまま眼を擦ると
そこには所狭しとモニターが並んでいた

「これは...」
「ロサンゼルスに着きましたよ」

ここが捜査本部
なんて凄いんだ

たった数日でここまで出来るとは
ワタリは本当に頼りになる

「゙L゙事件の時は、私がカメラを設置しましたが、今回はプロに頼みました」
「ありがとうございます。ワタリは顔が広いので、本当に助かります」


私は ゙L゙事件の時とは違う

甘くみないで下さいよ?
Beyond=Birthday


約束の8月15日迄
あと2ヶ月弱

Macから連絡が来れば
こちらの準備は完璧だ



しかし
事件は起こってしまう





















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