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page.25 爆弾魔




2002年3月1



約束の時間に
約束の場所に到着した


「本当に、私は行かなくて良いのですか?」
「はい。ワタリは此処にいて下さい」


地下への階段を降りると
そこにはCoilとDeneuveであろう人物
そして二人の男女がいた


「よう、L」
「Deneuve、これはどういう事ですか?」


約束と違う
何かがおかしい


「L、この4人のうち1人が爆弾魔だ」
「....」

「さぁL、誰が爆弾魔だ?当ててみろ」
「約束が違う...!」


駄目だ罠だ

早く...!


「動くな!」

Coilから銃を向けられる

「お前の好きな方から選べ、犯人を当てるか、爆弾を解除するか」
「くっ...」

全ては
CoilとDeneuveが仕組んだ
゙L゙を潰す罠

きっと爆弾はどのコードを切断しても爆発して
この中に犯人はいないんだ


「はははっ!血迷ったか?」

私は近くにあった銃を手にし
こめかみに当てる


どっちにしろ
この先に待っているのは死神だ
ここでゲームオーバー...


『November 2004 5th...』


私の寿命...?


『逃げるなよ、L...』


逃げてない
もう私は
ここで死ぬんだよ


『寿命はきていない...』


やめてくれ...


『生きろ...!』



「L、やめろ!」

私は
銃口を4人へと向けた

「そちらの二人の自己紹介が、まだのようですが?」

私に睨まれると
男女は口を開いた

「俺はAiberだ、Coilに雇われている」
「あたしはWedy、Deneuveに雇われている」


この男...
何処かで...



『先日行方不明だった女性が、Tierry=Morrello氏により殺害された事が分かりました。
Tierry氏は有名な詐欺師で、この事件により終身刑となります』


そうだ
詐欺師のTierry=Morrello

この男が犯人に
間違いない



「何故、刑務所から出て来たのですか?Tierryさん」
「な...!」

「大方、私が部屋に閉じこもりきりでパソコンにばかりかじりついている、という推理でしょう?」
「それは...」

「甘いですね。ちゃんと、テレビのニュースくらい、チェックはしますよ」


犯人は見つけました

次は
爆弾の解除にあたりましょう

しかしこの男なら
きっと...
















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