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page.20 再会





Lに事件の事を告げてから五日目

遂にLは口を開いたようだった


本当は全部聞いていたよ

息を殺してね...

クククッ...


「Bは死神です...」


ほら、
やっぱりね


「先日Haward=Birthdayが殺害された事件...あれはまさか...」


おっとワタリ
それ以上は言わないでよ


「ワタリ、今日のおやつはまだかな?」

明らかに驚いている二人

今ここで
パパの話をされるのはマズいんだよね

捕まりたくないし

その日から
本格的にLとワタリは捜査を始めたみたいだった


全部見ていて思ったのは
ワタリはやっぱり相当キレるって事

ついでにLの発想も素晴らしい

やはり探偵の血だ



話は
Lとワタリが犯人逮捕へ向かった日まで飛ぶ


僕は二人が出掛けた後に
インターネットで
もう一度"K"と"L"が載っている記事を見る


「うん。間違いなく今日の日付だ。」


クククッ...




そういえばこのハウスには
住所ってあるのかな?

家を建てる場合
住所って絶対必要だろ?

でもこのハウスに
手紙が届いたのを
僕は見た事がなかった


久々に外に出てポストを見てみたけど
やっぱり手紙は入っていない

ポストは寂れていて
住所は書いていなかった



部屋に戻っても暇だったので
久々に鞄からJackの本を取り出してみた

Jackが初めて捜査をした時の本だ

Lも今
こんな気持ちかな?


『犯人に近付こうとすると、逆に遠ざかってしまう。
じっくり待つんだ。
何か変化が訪れるまで。

犯人を見つけても慌てるな。
拳銃は使わない。

私には手錠だけあれば良い。

犯人に死なれては意味がない。

引き金を引かないのも、また正義だ』


やっぱりJackは素晴らしい

僕はJackの写真のページを切り取って
鞄の中へしまった

またお守りが増えた


さて...
そろそろLが帰ってくる頃かな














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