page.20　再会



ワイミーズハウスに向かう列車の中で
倉庫街での火災のニュースが流れていた

やっぱり警察は来た

ＨawardがＪackを殺した犯人だと分かるまで
２日と掛からないだろう


『速報です！世界の名探偵と言われていた、Ｊack=Ｌawlietを殺害した人物が判明しました！』


あら、
半日で分かっちゃった


「クククッ....」
『犯人は、先日倉庫街の火災の中から発見されたＨaward=Ｂirthdayです！
Ｂirthday氏の部屋からは、Ｊackに関する書籍や写真が発見されており...
焼け残った柱には、焦げたＪackの写真が打ち付けられていました』


あの写真だけ残るなんて
Ｊackは最後までやってくれるねぇ～


流石「僕のパパ」


『この倉庫街の火災については、第三者によるものだと考え、警察は捜査を進めています。
...では、次のニュースです』


クククッ....
危ない危ない
ここで捕まるわけにはいかないんだよ

お兄ちゃんに逢うまではね





ワイミーズハウスに問い合わせてから列車で３日
待ち合わせの場所に着いた

ワタリと名乗る老紳士が車で迎えに来てくれて
僕はワタリに連れられハウスへ向かった


「Ｂeyond=Ｂirthday。これからは、Ｂと名乗って頂きます。」
「分かったよ、ワタリ。」

ワタリは僕が英語が苦手だと言ったら
日本語で会話をしてくれた


「今、施設にいるＬは英語しか喋れませんので、大変だとは思いますが、暫くは英語で会話をして下さい」
「そっか～」

「徐々にＬにも日本語を教えていきます」
「分かった」


笑いもせず
表情一つ変えないワタリ

会話が続かない


お兄ちゃんは
この男とどんな話をしているのだろう



早く逢いたいな

Ｌ...













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