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page.01 僅かな光さえ...





10月31日
六回目の私の誕生日



何故この日に葬儀を?


きっと嫌な思い出として、私の中から一生消える事はないだろう




白い花を、母の棺へ納める



「I love you mammy......」



声を殺して泣いた




「L」
「WATARI...」



出棺の時間が迫り、外へ移動する



母が入るであろう墓の地面には、大きな穴があいていた

別れの時が近づき、視界がぼやける




「God.....」




独り言を呟き、母が埋められてゆくのを、手を合わせ見守る



もし
死神がいたとしたら....


きっとこの光景を
嘲笑いながら見ている筈だ





「Where are you,SHINIGAMI!?Get out here!!」




無駄な事くらい分かっている


それでも叫びたかった


母の命を奪った神


お前なんか、神である筈がない



「Stop L.」
「WATARI...」



こんな時くらい、放っておいて欲しかった


ワタリに宥められた所で、何一つ状況は変わらない



私はワタリの手を振り払い、フラフラと母の墓へ向かった









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