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page.01 僅かな光さえ...





朝になり妙な胸騒ぎを覚え、急いでリビングへの階段を駆け下りる



「Mammy!Good mor...」



リビングには母の姿がなく、がらんとしていた



「Mammy...?」



幾ら呼んでも返事はなく、嫌な予感が広がっていく



買い物にでも行ったのかと思ったが、玄関には母の靴がきちんと並べてあった



「Mammy....」



フラフラと導かれるように、母の寝室へ向かう



コンコン...



幾ら待っても返事がない



.....カチャッ



静かに扉を開け、隙間から中を覗く



「Mammy...?All right...?」



部屋の中に入った私は、息を呑んだ




そこには

ベッドに横たわっている母の姿



眼は閉じられていた


「Mammy!!」




ベッドに横たわる母に駆け寄り、体を揺する




....反応がない




「Ahhhhh!!!!」




母は既に
この世の人間ではなくなっていた



冷たい躯...

青白い顔....

動いていない心臓.....





私は気が動転し泣き叫んだ



泣き叫んでも母は戻っては来ない



私の僅かな光さえ...
途絶えてしまった




この世界に独りきり


頼れる者は自分だけ...





私は動転したまま隣の家まで駆けて行き、息を切らし状況を説明する


隣人が私を宥めている間に救急車が到着し、私も一緒に乗り込み病院へ向かった



「God.......」




無意識に呟く神の名....











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