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殺意...憎悪...そして...




僕の母は死んでしまった

名前はMichel=Lawliet



あの日
倉庫街へ帰ってから

僕は手当たり次第
母や兄に関するメモや写真がないかを調べた



見つかったのは
兄と母が一緒に写っていた写真と
一枚の手紙
そして手書きの地図だった


写真を見ても
Ｌの名前が見えた

でも
母の名前は見えない

「何だろう...？変な数字が...」


兄の名前の下には
数字が並んでいた


「2 0 0 4 1 1 5....」

意味もなく読み上げる

「次は手紙かぁ...」


封筒には
To.Haward
と書かれている
父宛だ


「えっと......」


『To. Haward

この手紙を読んでいるという事は、赤ちゃんに気付いたという事ね。
黙って置き去りにしてごめんなさい。
でも、どうしても貴方には会えない。

血液検査をしたら、この子はＢ型だった。間違いなく貴方の子よ...
大切にしてあげて...
私が一緒にいれない分も、沢山可愛がって...

そして...
もう二度と私の前に現れないで...

これ以上...
望まれない子供を増やしたくないの...

Ｌ...私の息子には、一人っ子だと教えるわ...

だからお願い..
この幸せを壊すような事はしないで...


From. Michel』



望まれない子供...？
僕が...？


僕は...

母に愛されてはいないの...？


だから一切連絡をくれなかったの...？


ねぇ...
どうして僕は...
ここにいるの...？


僕は...
ダレ....？


誰が..
僕を必要としているの...？


わからない...

わからないよ....


兄さん...

助けて........









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