page.15 闇
1997年5月
この日まで
Lからもワタリからも
連絡は一切なかった
事件はどうなったんだろう?
犯人は捕まったかな?
L、無事でいてね...
6月3日
一階から賑やかな声がする
子供達が来たんだ
ベッドを見るとニアは既にいなくて
僕も急いで三階から一階へと降りた
「おはよう!ロジャー!」
「メロ、やっと起きたね。
さぁ、自己紹介を」
「うん!
えっと.....【M】こと、メロです。宜しくね!」
沢山の拍手を貰って
僕は嬉しかった
ニアの自己紹介は適当に受け流し
今度は子供達の自己紹介が始まった
どの子が【A】なんだろう?
女の子も結構いるなぁ~...
「では【A】からどうぞ」
「はい!」
【A】 Andy
【C】 Ciel
【D】 Deack
【E】 Earth
【F】 Far
【G】 Gometh
【H】 Hop
【I】 Ice
【J】 Jab
【K】 Kukulu
【O】 Oak
【P】 Parm
【Q】 Quris
【R】 Rinda
【S】 Sea
【T】 Tetsu
【U】 Urin
【V】 Veak
【W】 Wat
【X】 Xam
【Y】 Yard
【Z】 Zack
「以上かな?」
「はい!」
「テツは唯一の日本人だ。
それでは、皆で協力して生活するように。」
それだけ言うと
ロジャーは自分の部屋へ行ってしまった
チャンスだ
ここで僕が皆をまとめよう
「皆、早速荷物を部屋に運ぼう!
僕が案内するよ!」
皆は僕についてきてくれた
でもニアだけは暖炉の前から動かなかった
お前なんか
もうしらないからな...
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