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page.13 金色の少年





...ククッ...


クククッ.......



死神?




L...
僕を見つけてごらんよ..




B...?
Bなの...?




ねぇL...
僕は...



B...
返事をして!
話がしたいんだ...!




「B!!!!」


見覚えのある天井

Bの姿はない



「はぁっ...っ..はぁ....」
「...パパ...?どう..したの?」



夢...

初めてBの夢を見た


「ニア...大丈夫です...大丈夫...」
「パパ...」

ニアは何か言いたそうな顔をして
私を見ている


「ニア?」
「あのね、お外にね...」
「外...ですか?」
「男の子が..たおれてるの...」

「ニアはここにいて下さい!」



まさかBが?

Bが戻ってきたのでは?



私は一階へ続く階段を
物凄い勢いで駆け下り玄関を開けた


敷地内には誰もいなく
雪景色が広がっていた


「B?いるんですか?」


返事がない


ニアの見間違いだったのだろうか



「B...?」


ハウスの門を出ると
そこには少年が倒れていた


しかしBではない

金色の髪の少年



私は倒れている少年を抱きかかえ
ハウスへ向かった



1994年12月10日

第二のMとの出逢いだった


その日はとても寒く
雪がしんしんと降り注いでいたのを
私は今でも覚えている














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