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page.12 光





「L、ニアをLawliet姓にしないのですか?」
「はい....」


「何故です?」
「罪を...忘れないようにです...」

「L....」
「Michelとの罪を忘れないように.....
ワタリ..私は近い将来、此処を出ていく日が来るかもしれません...」
「何を言っているんですか...L...」


少し微笑んだだけで
ワタリとの会話は終わった



「さぁ、ニアも眠りました。行きましょうか」
「はい...」


私達がニアの部屋を出ようとした時



オギャー....!
オギャーオギャー.....!



普段は泣かないニアが
大声で泣いている


「ニア?どうしたんですか?」
「オギャー.....!オギャーオギャー!」


暫く経っても泣き止まず
まるで「行かないで」と言っているようだった


「ワタリ、ニアについていて下さい。私が現場に向かいます」
「それは危険です。」

「仕方ないでしょう。泣き止まない限り、ニアを独りにするわけには...」
「しかし....」



私がニアを抱くと
先程までの大声は止み
ニアは笑顔になった


「待っていて下さい。すぐ帰ってきます」
と言ってベッドに寝かせると
また大声を出して泣き出すニア



「連れて行きますか?」
「何を言っているんだワタリ!危険すぎる!」


「しかしこのままでは...」
「.......」


一向に泣き止まないニアを抱きかかえ


「分かりました...」
と溜め息混じりに返事をした


「しかし危険だと感じた時は、すぐに連れて帰ります」
「承知しました」



ニアを一緒に車に乗せて
私達はハウスを後にした















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