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page.11 罪の代償




ギャー...
オギャー.....
オギャー.........
オギャー....


「....はっ....!」

オギャー...


「っ...眠っていたのか...」


頭がボーっとする
どれくらい眠っていたのだろう


「やぁL、お目覚めかい」
「ドクター...すみません...」
「寝顔も、二人共そっくりだったわよ。」


そんなに似ているのか...
自分では分からないものだ...


「ニアも起きた事だし、Kateに世話の仕方を教えて貰うと良いよ。
俺はワタリが来るまで待っているから」
「はい。ありがとうございます。
Kateさん、お願いします。」
「Kateで良いわよ。L」


Kateは慣れた手つきでニアを抱きかかえると
「こっちよ」
と言って歩き出した

着いた先は
プレイルーム

「此処の方が他の子もいるから、ニアも安心すると思うわ」
「そうですね」



この部屋では
親に抱かれた子供から
ハイハイで歩く子供
立って歩ける子供まで
沢山の子供達が遊んでいる


「それでは、世話の仕方を教えて下...」


足元を見ると
一人の子供が必死に立とうと
私の膝に掴まっている


最初は特に気にもせずKateから世話の仕方を教わっていたが
段々と脚が重くなっていくので
視線を移してみた


「ぁー。ぅー。」
「たっち!たっち!」
「キャッキャッ!」


私の周りには
知らない間に沢山の子供達が集まっていた


「ちょっ...!待って下さい!そんなに引っ張ったら...!うわぁっ!」



ドンッ!!


私は大きな尻餅をついてしまった

子供達だけで
私を倒せるなんて...


「ふぅ...凄い力ですね」
「Lは痩せ過ぎ。そんなんじゃ、お父さんになれないぞ~!」

「Kate...この子達の力は凄いですね」
「そうよ~
躯は小さくても必死で生きてるの。
素敵だと思わない?」
「はい...
そうですね...」

なんだか
また目頭が熱くなった


ニア...
生まれてくれて...
ありがとう...















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