悪魔だって甘えたい
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今日は朝からブラックが部屋にいる。出かける?とか撮影は?と聞いても、オフの日だと言って好きに過ごしている。
時折パソコンを触り楽しそうにしているので、編集作業はしているのかもしれない。
お昼ご飯も食べ終わったので、私はスマホで映画を観ることにし、音が邪魔にならないようイヤホンを使う。
だから急に背中に重みを感じた事に驚き、一時停止をするはめになった。
「なんで映画観始めちゃうんですか」
ブラックの顔は見えないけれど、拗ねた声で背中に頭をグリグリと押しつけられる。
「オレちゃん寂しいです」
背中から回された腕に力が込められ、彼の両足が私の体を挟むので身動きが取れなくなった。
「…ご、ごめん?」
「ギンさんと過ごしたくているんですよ」
「好きに過ごす感じなのかなって思ったんだけど」
「それはそうですけど」
ブラックは頭に何度もキスをしてくる。
これはつまり、私から何かして欲しいということだろうか。
本人には言えないけど、たまに人間らしく面倒臭いところがあると思う。
「……お昼寝でもする?」
お出かけはしないと言うし、映画を一緒に観るのも違うのだろうし、なんとなく思いついたので振り向き言うと、丸い目とかち合った。
「オレちゃん別に眠くな……いえ、そうですね!そうしましょう」
乗り気になってくれたので、ベッドへ横になり一緒に布団を被る。暖かくなってきたとはいえ、この温もりが気持ち良い。
「ギンさんは柔らかいですねぇ~」
腕枕で抱き締められたまま、頬同士をむにむにと当てられる。ブラックも十分柔らかいと思うのだけれど。
時折、腕の力が緩められ、ポジションを探すようにモゾモゾと動く度、逆立った髪の毛が私の顔をくすぐってくる。
「やだ、ブラックってば。動かないでよ」
「オレちゃん悲しいです!」
大袈裟な言い方で腕がほどかれると、ブラックは布団に潜り込み、私のお腹周りに抱きついた。
「ギンさんのおバカ」
「なにそれ…」
今日のブラックは一体どうしたというのか。こんなに甘えてくるなんて、何か企んでいるのかなと疑ってしまう。
でも、もしかして、本当に甘えたいだけだとしたら。
「ブラック、ごめんね」
布団の中を覗いて言うと、少しずつ頭が出てきて動きが止まる。
「大好きだよ」
そう言うと、頭はさらに中から出てきた。
「…オレちゃんも大好きです」
拗ねているような甘えているような声で私にのしかかりキスをする。
唇をゆっくりと甘噛みされ、溶けていくような感覚に目をつむり身を任せると足が絡まった。
「今日はどうしたの?」
熱の籠る目をしたブラックに問いかける。彼は少し俯くと、視線を逸らしたまま答える。
「嫌な夢をみました」
「夢?」
「はい」
私の首元に顔をうずめて、ポソポソと話す。
「ギンさんが他の人を好きだって言うんです。オレちゃんよりも、その人が好きだって」
「それで…」
「もう朝から最低な気分です」
肩に回された腕に力が込められる。
「編集作業も、妙に疲れちゃいました」
「そうだったの?」
頭を撫でるとブラックは上体を起こした。
「なので今日はギンさんといたいんです」
「私でいいのなら…」
ブラックが疲れることなんてあるのだろうか。それに夢の出来事を気にするなんて。
でも彼にしかわからない苦悩はあるだろうし、これで心が休まるのならば嬉しい。
普段はブラックが愛を伝えてくれるので、今日は私がたくさん言おう。
「ブラックが大好き」
「もっと言ってください!」
「好き。大好き」
「もっとです!」
「愛してる。ずっと好き」
「ああもう!オレちゃんもです!!」
少し恥ずかしいけれど、ブラックの反応が可愛くて悪くないなと思えた。
時折パソコンを触り楽しそうにしているので、編集作業はしているのかもしれない。
お昼ご飯も食べ終わったので、私はスマホで映画を観ることにし、音が邪魔にならないようイヤホンを使う。
だから急に背中に重みを感じた事に驚き、一時停止をするはめになった。
「なんで映画観始めちゃうんですか」
ブラックの顔は見えないけれど、拗ねた声で背中に頭をグリグリと押しつけられる。
「オレちゃん寂しいです」
背中から回された腕に力が込められ、彼の両足が私の体を挟むので身動きが取れなくなった。
「…ご、ごめん?」
「ギンさんと過ごしたくているんですよ」
「好きに過ごす感じなのかなって思ったんだけど」
「それはそうですけど」
ブラックは頭に何度もキスをしてくる。
これはつまり、私から何かして欲しいということだろうか。
本人には言えないけど、たまに人間らしく面倒臭いところがあると思う。
「……お昼寝でもする?」
お出かけはしないと言うし、映画を一緒に観るのも違うのだろうし、なんとなく思いついたので振り向き言うと、丸い目とかち合った。
「オレちゃん別に眠くな……いえ、そうですね!そうしましょう」
乗り気になってくれたので、ベッドへ横になり一緒に布団を被る。暖かくなってきたとはいえ、この温もりが気持ち良い。
「ギンさんは柔らかいですねぇ~」
腕枕で抱き締められたまま、頬同士をむにむにと当てられる。ブラックも十分柔らかいと思うのだけれど。
時折、腕の力が緩められ、ポジションを探すようにモゾモゾと動く度、逆立った髪の毛が私の顔をくすぐってくる。
「やだ、ブラックってば。動かないでよ」
「オレちゃん悲しいです!」
大袈裟な言い方で腕がほどかれると、ブラックは布団に潜り込み、私のお腹周りに抱きついた。
「ギンさんのおバカ」
「なにそれ…」
今日のブラックは一体どうしたというのか。こんなに甘えてくるなんて、何か企んでいるのかなと疑ってしまう。
でも、もしかして、本当に甘えたいだけだとしたら。
「ブラック、ごめんね」
布団の中を覗いて言うと、少しずつ頭が出てきて動きが止まる。
「大好きだよ」
そう言うと、頭はさらに中から出てきた。
「…オレちゃんも大好きです」
拗ねているような甘えているような声で私にのしかかりキスをする。
唇をゆっくりと甘噛みされ、溶けていくような感覚に目をつむり身を任せると足が絡まった。
「今日はどうしたの?」
熱の籠る目をしたブラックに問いかける。彼は少し俯くと、視線を逸らしたまま答える。
「嫌な夢をみました」
「夢?」
「はい」
私の首元に顔をうずめて、ポソポソと話す。
「ギンさんが他の人を好きだって言うんです。オレちゃんよりも、その人が好きだって」
「それで…」
「もう朝から最低な気分です」
肩に回された腕に力が込められる。
「編集作業も、妙に疲れちゃいました」
「そうだったの?」
頭を撫でるとブラックは上体を起こした。
「なので今日はギンさんといたいんです」
「私でいいのなら…」
ブラックが疲れることなんてあるのだろうか。それに夢の出来事を気にするなんて。
でも彼にしかわからない苦悩はあるだろうし、これで心が休まるのならば嬉しい。
普段はブラックが愛を伝えてくれるので、今日は私がたくさん言おう。
「ブラックが大好き」
「もっと言ってください!」
「好き。大好き」
「もっとです!」
「愛してる。ずっと好き」
「ああもう!オレちゃんもです!!」
少し恥ずかしいけれど、ブラックの反応が可愛くて悪くないなと思えた。
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