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「お邪魔しまーす」
「本気で邪魔だから入って来るな」
「あれっ びっくり いきなりお出迎えされるなんて初めてだ ていうか、ここから侵入してくるってよく分かったね?」
「家の窓と扉の鍵をチェックしていたら、ここだけ開いていたからな」
「へえ、わざわざ待ち伏せしてくれてたんだ? 嬉しいなぁ」
「お前が侵入して来るのを未然に防ぐ為だ 分かったらさっさと諦めて帰れ」
「え、あ、ちょっと!」
ぴしゃりと窓を閉めて鍵を掛ける
窓の向こうで不法侵入未遂者の喚き声が聞こえてくるが、無視だ
こいつに構っていたら俺の貴重な休日がなにも休めないで終わる
疲れた溜め息を吐いて閉めた二階の窓から視線を外し、階段を下りて一階のリビングへ向かう
そうしてリビングへ入った次の瞬間、玄関のインターホンが激しく鳴り響いた
鳴り終わる前に再び鳴らされるチャイム音の輪唱を聞きとれば、俺の怒りのボルテージが一気に跳ね上がる
しかし、これはいつものパターンだ
ここで扉を開けて怒鳴りに行けば、結局あいつは玄関から堂々と上がり込んで来るにちがいない
いつもいつも、帰れと言っても上がるなと言ってもめげずにやって来る頭のおかしい女
何故そこまで俺に執着するのかまったく分からないのだが
いい加減、度を超えて俺の日常に侵略してくるあの女を、一度本気で懲らしめたほうがいいのかもしれない
……魔人化すればさすがに逃げていくだろうか
そう思いながらいつも以上に威嚇するような顔を作り、玄関の扉を開けて深く息を吸い込んだ
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ほぼストーカー夢主VSなんだかんだ押しに弱いバージル
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