自分でいうのはなんだが
一切顔を見せることは無いが
俺はsns上のみくちゃんで
有名である。

現場にはいけないが金はある
この世の中には腹立たしいが
転売ヤーが蔓延っている。
そいつらや代行を頼むことによって
俺はたくさんの彼女のグッズを手に入れ
この前、ようやく○○万円にて
この世に1つしかない彼女の
等身大クッションを手に入れた。
もはや、それを手に入れた瞬間
この世の全てを手に入れた感覚は
二度と味わえないだろう。
等身大クッションと言えどすごく
精巧な作りになっており
そこに、この前ようやく発売された
彼女の香水を振りかけるとそこに
彼女は確実に存在した。

因みに、香水をベッドにかけ
彼女の残り香風に楽しむのも一つである。

おっと、話が脱線しそうになったな。
そのクッションを手に入れたおかげで
俺は持っていない彼女に関する
グッズがなくなったのである。
そして、クッションを手に入れた旨を
同士たちに伝えると俺はsnsにて
狂気ともいえる彼女のヲタクとして
知られたのだ。

因みに、彼女の誕生祭では
ホテルを借りて、1面を飾り
誰よりも豪華に彼女の祭壇を作ったつもりである

そして、この様に金でものを言わせているため
同担には嫌われ、他担ですらも
俺を晒したりすることもあるが
俺には関係ない。
俺としたら、何の弊害もなく
イベントなどに参加出来るお前らが
羨ましすぎて仕方ない
俺もこの前の期間限定のカフェにだって
等身大パネルにだって会いたかった
まあ、とある筋を使って
その等身大パネルを精密に作ってみせたのだが…

「あぁ…今日もみくちゃんが尊すぎる」

と言って朝が始まり

「みくちゃんのために今日も頑張ったから癒してくれ」

とこの世でたった一つの(以下略)彼女のクッションに顔を埋めて日を終える

そんな俺は、金にものを言わせたオタクだが
何よりも現場に行きたいのだった。