「探偵甲子園」編
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「それでね、それが出来るのは…」
--サッ、
「…え、何?」
(服部?)
コナンはトリックを言い終えると、そのまま犯行可能な人物の名をあげようとするが、それを遮るようにコナンの口元を平次の手が覆う。
「せや、それが出来るのは……いっちゃん最後に時津の部屋に行った甲谷さん!あんたしかおれへんよなぁ?」
そしてコナンの言葉を遮った平次は、再び甲谷に詰め寄った。
card.496
((なっ!?))
平次の言葉に、コナンと名前は思わず顔を見合わせる。
「……ちんたら時間をかけて、その細工に没頭しとった時津のスキをみて…あんたが金槌で殴り殺したんや!!」
そんな2人を尻目に、平次はどんどん言葉を続ける。
「お……おい、何言ってんだ?」
「平次…?その人は…」
名前とコナンが小声で平次を制止しようとする中、白馬が口を開く。
「言葉を挟んで申し訳ないが……甲谷さんにその細工は…」
「なんや……証拠なら、ちゃーんとあるで!」
「え?」
「証拠があるって……」
平次は、そんな3人にチラリと視線を向けながら、ゴソゴソとポケットに手を入れる。
「…………。」
(そういや、さっきもあいつポケットの中探ってたな)
快斗は、そんな平次の行動は黙ったまま見つめる。
「これや……」
平次はポケットの中からハンカチ越しにある物を取り出して、自分の顔の前に掲げる。
「時津の部屋で拾うた…この頭の切られたネジがのぉ!!」
平次の手には小さなネジが握られており、ネジの頭側がハンカチで包まれている。
(こいつ……!)
(まさか…)
平次の行動に、コナンと白馬は何かを思いついたのか小さく息をのむ。
「………まさか、」
名前も2人同様に何かに気付いたのか、思わず小さく声をあげながらある人物に視線を向ける。
「?」
快斗も、そんな名前の視線を追ってその人物に視線を向ける。
「どや?これが決定的な証拠っちゅうやっちゃ!!全部回収できひんかったようやなぁ……」
そんな中、平次は構わずに甲谷に詰め寄る。
「………ん?」
(…あいつの手元?)
そんな平次の声を背中に聞きながら、快斗は自分の視線の先の人物の不可解な動作に小さく眉を寄せた。