「探偵甲子園」編
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---ガサガサ…
「………。」
(ない…ない!やはりこの人の部屋の工具箱から、針金がなくなっている…)
名前達が納屋から白馬がいなくなった事に気付いた頃、白馬はある人物の工具箱の中を確認していた。
card.491
--ガチャ
「あら…?」
「白馬の野郎、ここに戻って来てねーのか?」
ダイニングに戻った名前達一向。名前と快斗は、ダイニングに白馬の姿がない事に首を傾げる。
「ええ、あなた方と一緒ではなかったんですか?」
名前と快斗の言葉を聞いて、甲谷が首を傾げる。
「それより、何か分かった?君たちみんなで納屋を調べてたみたいだけど」
そんな中、ダイニングに入って来た平次に七槻がニヤニヤしながら尋ねる。
「ああ……まぁな。任せとき!」
(ほんまは、ほとんど進展なしやけど)
「………………。」
ダイニングの中央のテーブルに向かっていた名前は、何気なく耳に入って来た平次と七槻の会話にピタリと足を止める。
「…名前ちゃん、どうかしたか?」
そんな名前に、隣を歩いていた快斗は不思議そうに声をかける。
「ねぇ、快斗」
「ん?何だ?」
(なんか大事な話か…?)
小声で自分の名前を呼ぶ名前に、快斗は首を傾げながらスッと自分の耳を名前に寄せる。
「さっき、私達が納屋に入った時ってさ……」
名前は、そんな快斗に更に顔を寄せて小声で快斗に何かを尋ねる。
「……ん?ああ。そうだっただろ?何でそんな事を聞くんだ?……あ!」
(あれ?でもそうなると……さっき、確かあいつ…)
名前の質問の意図が分からなかった快斗だったが、会話の途中でふとある事を思い付いて、目を丸くして名前の顔を見る。
「やっぱり……そうよね」
名前はそんな快斗の視線を感じながらも、小さくため息をつきながら残念そうにそう呟いた。