「探偵甲子園」編
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「とにかく、後はこっちで調べるよって…あんたら容疑者3人は、それが終わるまで1階のダイニングで待っといてくれや!」
平次は、槌尾・甲谷・七槻の3人をダイニングに促しながらそう告げる。
「ふっ…」
「何や?」
そんな平次の言葉に、白馬が小さく声を出して笑う。それを聞いた平次がピクリと振り返る。
「願わくば、君もその部屋で待機していて欲しいんだがね」
「なんやと!?」
サラリと告げられた白馬の言葉に、平次は不服そうに眉を寄せた。
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「君の行動は熱すぎる…野蛮というべきか……」
「なにっ!?」
「見たまえ!遺体周辺に飛び散ったガラスの破片を!机に残った泥のついた君の靴跡を!惨憺たる状況じゃないか!」
白馬は、時津の遺体にチラリと視線を向けた後に更に言葉を続ける。
「まさか…窓の鍵も不用意に素手で開けたんじゃあるまいね?」
「オウ、開けたったわ!!文句あるんかい?アン!?」
「「………。」」
(平次……)
(逆切れしてるし…)
白馬の問いに食ってかかるように言葉を返す平次の姿を、名前とコナンは苦笑しながら見つめる。
「まったく…失望したよ。父の話だと、もっと出来る探偵だと思っていたんだが。とにかく、僕は彼女達をダイニングに送った後、捜査を再開しますから…邪魔だけはしないでくださいよ……西の代表君?」
白馬は平次に向かってそう告げると、七槻達を連れて部屋から出ていく。
---パタン…
「…………。」
「なぁ、工藤…名前。俺、間違うてるか?」
そんな白馬の背中を見送った後、珍しく低いトーンで平次が尋ねる。
「ふふ……いいえ」
「全然」
そんな平次の言葉に、名前とコナンは顔を見合わせながら言葉を返す。
「……………。」
(ま、名前ちゃんと名探偵の性格から言ったら…そういう答えになるだろうな)
平次達のやり取りを黙って見つめていた快斗は、名前とコナンの返答を聞いて小さく微笑んだ。