「探偵甲子園」編
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「槌尾さん?」
「おい、槌尾さん!」
名前やコナン達が倒れている槌尾に大声で呼び掛ける中、時津がスタスタと室内に入り窓に近づいていく。
「……窓の鍵、施錠確認」
「ドアの鍵も、バッチリかかっていたみたいだよ!」
窓を見て呟く時津に続いて、七槻も壊れた扉の鍵を確認してそう言葉を返した。
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「……ならば、これは"密室殺人″って事になるのかな?」
「ええ。ですが、それは当然…」
「……彼が絶命していたらの場合になるわね」
時津の呟きに、槌尾の前にしゃがみ込みんでいた白馬と名前が言葉を返す。
「………うぅ…」
倒れていた槌尾は小さなうめき声をあげながらも、むくりと自分の力で起き上がる。
「見た感じ、大した怪我もなさそうで良かったわ」
「……あぁ、とりあえずはな」
槌尾の無事を確認した名前が小さく安堵の息をつくと、快斗もポンッと名前の肩を優しく叩いて頷く。
「おい、一体どないしたんや?」
「何があったの!?」
コナンと平次は、槌尾の身体を拘束していたロープを解きながら槌尾に尋ねる。
「あ……ああ、ドアをノックされて出てみたら誰もいなくて。部屋に戻ろうとした時に、突然誰かに薬を嗅がされて……」
「「「「…………。」」」」
槌尾の証言を、名前を含む招待された探偵達は真剣な表情で聞いている。
「……………。」
(こいつらが真剣になると怖ぇな。まぁ……名前ちゃんは、いつでもどんな顔してても可愛いけど)
そんな中、探偵ではない快斗は槌尾の証言を聞きながらも、チラリとコナンや平次達の様子を見て小さくため息をつく。
「探偵甲子園……第一問!!」
「「「え?」」」
「"この密室の謎を解き明かせ″!」
真剣に槌尾の話を聞いていた面々は、不意に響いた言葉にくるりと振り返る。その視線の先では、目を細めた甲谷が後ろ手に腕を組ながらたっていた。