「探偵甲子園」編
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「なるほどね……探偵甲子園っぽい格好って、学生服だったってわけか」
槌尾に指定された部屋で学生服に着替えている平次を、コナンはぼんやり見つめながら呟く。
「ああ…学校や式典以外でこんな格好したないけどな」
平次は学ランのボタンを閉め終えると、コナンが座るベッドの傍の椅子に腰を降ろす。
「せやけど、ビックリやで。お前が、あのムカつく奴と知り合いやったとは…」
「ん?あぁ、白馬探か?前に事件で一緒になったんだけど…」
コナンは黄昏の館での出会いを思い返しながら言葉を続ける。
「……にしたって、オメー…白馬に突っ掛かりすぎだろ。そんなにムカつく奴だったか?」
首を傾げるコナンに、平次は白馬との会話を思い浮かべたのか再び眉間にシワを寄せながら大きく頷く。
「ああ……人をなめくさった、あのスカした物言い。まるで……」
平次はそう言いながらグッとコナンに顔を寄せて、悪戯っ子のようにニヤリと笑う。
「お前そっくりや!!」
「そ……そうかぁ?」
(俺の喋り方って、あんなんだったか?)
コナンは、思いがけない平次の言葉に目を丸くする。
「……ま、お前の方が可愛いげがあるよって……なんぼかマシやけどなぁ!それにしても、白馬の野郎もそうだが…問題はあいつや!あいつ!」
「………あいつ?」
再び盛大に顔をしかめる平次に、コナンは不思議そうに首を傾げる。
「あいつや……黒羽っちゅー名前に着いてきた彼氏や!!」
「ああ………オメー、黒羽にもやけに突っ掛かってたな。それに、船にいる頃からあいつらの事気にしてたろ。何かあんのか?」
コナンは、島に向かう途中の平次の様子を思い返しながら尋ねる。
「そやそや!!俺は、お前に言いたい事が仰山あったんや!」
「?」
コナンの言葉に大きく頷いて身を乗り出す平次。コナンは不思議そうに首を傾げながらも、平次の言葉を待った。