「探偵甲子園」編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ちなみに、今まで解決した事件の件数は?」
警視総監の息子という白馬に興味を持ったのか、時津が白馬に尋ねる。
「……そうですね。ザッと見積もって500件って所でしょうか」
白馬は少し考えるように視線をさ迷わせた後に、笑顔で言葉を返した。
card.452
「「……………。」」
快斗の問いに言葉を返した名前は、それ以上話す気はないというように、自分達の解決した事件の件数の話で盛り上がる平次達に視線を向ける。
「……………。」
(こんな場所だし、これ以上はあんまり一気にあれこれ聞かねー方が良いか…)
快斗は周りに他人が多い状況や、あまり家族の事を語りたがらない名前に気遣って、あえて話を掘り下げずに名前と同じように平次達に視線を戻す。
「なんや、俺の半分やんけ!」
名前と快斗の視界の先では、白馬が解決した事件の件数を聞いた平次が勝ち誇ったような笑みでそう告げる。
「ふっ。ええ、もっとも……」
しかし白馬はというと、相変わらず余裕のありそうな笑みを浮かべながら言葉を続ける。
「……この日本で起きた事件に限定すれば、の話ですけどね」
「な…何やとぉ?」
「イギリス留学が長くてね。たまにしか日本に戻らないんですが、ウチのバアヤが勝手に事件の依頼を受けてしまってね」
「しかし想定外だよ。海外で有名な白馬氏が"東の代表″だなんてねぇ…」
「僕はてっきり工藤新一君だと思ってたけど……」
白馬の話を聞いていた時津や七槻が、意外そうにそう呟く。
「せやせや!!東の高校生探偵ゆうたら工藤やろ!?お前やあらへんのんじゃいっ!!」
時津と七槻の言葉を聞いて、平次は大きく頷きながら白馬にジト目を向けてそう言い切る。
「…………。」
(そんな事、招待された立場の白馬相手に言ってもしょうがねーだろ)
話題の中心"工藤新一″であるコナンは、ムキになっている平次を呆れたように見つめている。
「平次って…本当に新一の事好きだよね」
白馬相手にムキになる平次を見て、名前は可笑しそうにクスクスと笑いながら呟く。
「ハハハ…そうみてーだな」
そんな名前の言葉に、快斗は呆れたように頷いた。