「探偵甲子園」編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
card.443
「何かが起こるのは夕食後の予定だから。でも油断しちゃダメだよ!島に入ったら、もう勝負は始まっているんだからね!!」
名前達がコソコソと会話している中、槌尾は企画の説明を続けている。
--♪~♪♪
「……ウィースッ!」
槌尾の説明に一番に返事を返したのは、名前の向かいに座ってサングラスをかけて大きなヘッドウォンで音楽を聴いている茶髪の人物……"南の高校生探偵、越水七槻″。
--ピコピコ…
「了解しました……」
七槻の横に座りゲームをやりながら小声で返事をした顔色の悪い人物は、北の高校生探偵、時津潤哉″。
「………。」
(おかしいなぁ……"探偵甲子園″やから、もっと燃えるようなモン期待しとったのに)
平次は自分の想像していた雰囲気と違ったためか、七槻や時津を見ながら小さくため息をつく。
「………んで、何で俺を連れて来たんだよ?まさか俺と組んで勝とうってハラなんじゃねーだろうな?」
そんな平次に、コナンはジト目を向けながら小声で尋ねる。
「確かに。それは、さすがにずるいんじゃない?」
名前は快斗の横からスッと平次に向かって顔を出しながら、コナンに同意して小さく笑う。
「ちゃうちゃう!!どーせ、東の工藤新一は来られへんやんか!せやから………っと、」
平次は苦笑しながらコナンや名前の言葉を否定しようとするが、ハッと何かを思い出したかのように息をのむと言葉を切って口ごもる。
「服部?」
「あー、いや……」
そんな平次の言動にコナンは不思議そうに首を傾げるが、平次はどこか戸惑ったように視線をさ迷わせた後にチラリと快斗に視線を向ける。
「?」
突然初対面の平次と目が合った快斗は驚いて首を傾げるが、快斗の隣に座る名前は何か思いついたように口を開く。
「もしかして……平次、"新一の話″をする事に気遣ってくれてる?快斗がいるから……」
名前は、平次に問い掛けながら自分の横にいる快斗にチラリと視線を向ける。
「…え、俺?」
「あー、せやかて……なぁ?」
快斗は名前の言葉に不思議そうに首を傾げるが、平次の方は曖昧に頷きながら視線をさ迷わせた。