「黄昏の館」編
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「ふんっ!この日本にドラキュラなんていやしねーよ!日本の山奥に住んでるって言ったら"山婆″くらい………だっ!?」
---キキィッ!!
「や、山婆!!」
「ーっ!」
ドラキュラにおびえる蘭をバカにしていた小五郎だったが、突然道の真ん中に立っている老婆を見つけて、驚いて急ブレーキ踏みながら声をあげる。
そんな小五郎とは違い、声こそはあげないものの、名前は小さく息をのんで咄嗟にコナンの身体をギュッ抱き寄せる。
「おい、山姥じゃねーっての……ねぇ!おばあさん!こんなところで、どうしたの?」
コナンはそんな名前に呆れたようにため息をついた後に、窓から顔を出して老婆に声をかけた。
card.44
道に立っていた老婆は自分の車がエンストしてしまい、道の真ん中で誰かが通り掛かるのを待っていたようだ。
老婆の目的地は同じく"黄昏の館″だったため、同乗する事になる。
彼女の正体は、"千間降代"という有名な探偵だった。
車に乗った千間は小五郎に向かって「私は煙草は嫌いだから吸わないでおくれよ」と、マイペースにニコリと微笑む。小五郎は小さくクソッと呟くが、文句を言わずに千間に言われた通り、煙草には手を出さないまま無事に黄昏の館に到着した。
(……どうしてこんな山奥に探偵ばかり集められたのかしら)
"黄昏の館"に着いてみると
茂木遥史
大上祝善
槍田郁美
と、世間に名の知れた探偵ばかりが招待されており、名前は首を傾げる。
この館には招待された前述の探偵以外には、招待状の差出人である館の主人が雇ったメアドと小五郎に着いてきた蘭や名前達しかいないようだった。