「銀翼の魔術師」編
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「どうも、皆さんっ!!お待たせしました!」
全員が席について、離陸するまでの間に各々が雑誌を見たり楽しそうに会話する中、ふいに座席の後方から声がして一同がくるりと振り返る。
card.251
「新庄さん!?あなた…体調が悪いから今日はキャンセルしたって…?」
「いやぁ、それが体調も戻ったし…1人でいても暇なんで、やっぱり参加する事にしたんです!」
矢口の問いに笑顔でそう返しながら、新庄は1番前の席に座る樹里の元に向かっていく。
「………。」
「遅くなりました、ジョセフィーヌ様」
そして軽くひざまずいて、スターサファイアを着けた樹里の右手を手に取り、手の甲にキスをする。
「ちょっと!!どうして言われた通りにしないの?」
「…それは大丈夫ですよ、向こうについてからでも十分…」
そして、そのままの姿勢で樹里と新庄はコソコソと言葉を交わしている。
「「………。」」
名前とコナンは、そんな2人の姿を不思議そうに見つめていた。
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「お隣よろしいですか?お嬢さん」
雑誌を読んでいた名前は、急に声をかけられて、驚いて雑誌から視線を上げる。
「えっと、新庄さん?」
名前が顔をあげると、そこにはニッコリと笑う新庄の姿。
「…隣、良いかい?」
「あ、はい…どうぞ」
もう一度そう問われた名前は、戸惑いながらも頷いて隣の席に置いていた荷物をどかす。
「ありがとう」
「いいえ…」
(……他にも席あいてるんだけどな)
名前は心の中で不思議に思いながらも、笑顔で隣に座る新庄にそう返事を返した。
「ちょっと名前!!」
「…え、何?」
すると、今度は前から声をかけられて視線を向けると、前の席の園子がジト目を自分に向けている。
「何で仲良く新庄さんと並んで座ってるのよ!?」
「仲良くって言われても…」
(それ、新庄さん本人の前で言われても気まずいんだけど)
「あんた!こんなイケメンと仲良くして、彼氏に怒られてもしらないわよ!!」
「はは…心配ありがとう」
(……その台詞、普段の園子に丸々返してあげたい台詞ね)
名前は、半ば呆れたように返すと園子は一言もの申して満足したのか前を向いて座席に座り直す。
「………ふぅ、」
(彼氏に怒られる…ね。快斗、普段からふざけた感じで焼きもちみたいな事は言うけど…本気で怒ったことないわよね。そういえば、今回も詳しいことは聞いてないけど、快斗はもう函館についてるのかな…?)
園子との会話から、何となく快斗の事ばかりをアレコレ考える名前。その横顔を隣で優しく新庄が見つめていた事に名前は気がつかなかった。
全員が席について、離陸するまでの間に各々が雑誌を見たり楽しそうに会話する中、ふいに座席の後方から声がして一同がくるりと振り返る。
card.251
「新庄さん!?あなた…体調が悪いから今日はキャンセルしたって…?」
「いやぁ、それが体調も戻ったし…1人でいても暇なんで、やっぱり参加する事にしたんです!」
矢口の問いに笑顔でそう返しながら、新庄は1番前の席に座る樹里の元に向かっていく。
「………。」
「遅くなりました、ジョセフィーヌ様」
そして軽くひざまずいて、スターサファイアを着けた樹里の右手を手に取り、手の甲にキスをする。
「ちょっと!!どうして言われた通りにしないの?」
「…それは大丈夫ですよ、向こうについてからでも十分…」
そして、そのままの姿勢で樹里と新庄はコソコソと言葉を交わしている。
「「………。」」
名前とコナンは、そんな2人の姿を不思議そうに見つめていた。
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「お隣よろしいですか?お嬢さん」
雑誌を読んでいた名前は、急に声をかけられて、驚いて雑誌から視線を上げる。
「えっと、新庄さん?」
名前が顔をあげると、そこにはニッコリと笑う新庄の姿。
「…隣、良いかい?」
「あ、はい…どうぞ」
もう一度そう問われた名前は、戸惑いながらも頷いて隣の席に置いていた荷物をどかす。
「ありがとう」
「いいえ…」
(……他にも席あいてるんだけどな)
名前は心の中で不思議に思いながらも、笑顔で隣に座る新庄にそう返事を返した。
「ちょっと名前!!」
「…え、何?」
すると、今度は前から声をかけられて視線を向けると、前の席の園子がジト目を自分に向けている。
「何で仲良く新庄さんと並んで座ってるのよ!?」
「仲良くって言われても…」
(それ、新庄さん本人の前で言われても気まずいんだけど)
「あんた!こんなイケメンと仲良くして、彼氏に怒られてもしらないわよ!!」
「はは…心配ありがとう」
(……その台詞、普段の園子に丸々返してあげたい台詞ね)
名前は、半ば呆れたように返すと園子は一言もの申して満足したのか前を向いて座席に座り直す。
「………ふぅ、」
(彼氏に怒られる…ね。快斗、普段からふざけた感じで焼きもちみたいな事は言うけど…本気で怒ったことないわよね。そういえば、今回も詳しいことは聞いてないけど、快斗はもう函館についてるのかな…?)
園子との会話から、何となく快斗の事ばかりをアレコレ考える名前。その横顔を隣で優しく新庄が見つめていた事に名前は気がつかなかった。