「奇術愛好家連盟事件」編
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card.201
「これで来てないのは、ボードリーダーの"脱出王″さんと"影法師″さんだけね」
田中がオフ会の参加者リストを見ながら呟く。
「ええ!?今日って影法師さんも来るんですか?」
「園子、どうしたの?」
眉を寄せる園子に、名前は怪訝そうに尋ねる。
「だってーその人、いつも"私は空を飛べる″とか"姿を自在に消せる″とか…不気味な事ばっかり書き込んでるんだもん!」
「へー、そんな人も来るのね…」
名前は、園子の話を聞いて不安気に眉を寄せる。
「とにかくボードリーダーが来ない事には……」
「誰か"脱出王″さんの連絡先を知ってる人います?」
「ああ、それなら私が知ってるよ!彼の本名は確か…西山務さんだったな」
荒がそう言いながらロッジの電話を使い"脱出王″の西山という人物に電話をかける。
「…あれ?留守電になってるな」
「じゃー、もうすぐ来るんじゃねーの?」
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『……只今外出しております。ピーという発信音が鳴ったら……』
とあるマンションの一室。
薄暗い室内には留守番電話のメッセージ音が響く。
『メッセージをお入れください…』
薄暗い室内に弱い光り放つパソコン…その前には、頭から血を流して目を見開いている男性が倒れている。
『…ピー、』
---まずは一人目…
--------影法師
そのパソコンの画面には、不気味なメッセージが記されていた。
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---ブロロロ…
「ねぇー、本当にいいの?蘭姉ちゃん達をあんな所に泊まらせて…」
ロッジから毛利探偵事務所に戻る車中、コナンがジト目で小五朗を見る。
「心配ねぇよ!いざとなりゃ…蘭には空手があるし、名前も蘭に教わったせいか、そこそこ腕が立つだろ?財閥のお嬢さんは、あの2人と一緒なら…大抵の事は大丈夫だろ」
「……。」
(そりゃ、そーだけど)
「それに今夜は近所のパブで飲み会だ…煩い蘭がいなきゃ、ゆっくり羽が伸ばせるってもんよ!」
「………ははは」
(あ、それが本音ってわけね)
コナンは呆れたように、うきうきしながらハンドルを握る小五朗を見つめた。