「からくり屋敷」編
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「こ…こりゃ、またひどい屋敷じゃの」
「使われなくなってから何年もたってる感じね」
博士と灰原が屋敷を見上げながらそんな話をしている横で、コナンは光彦が言っていた石を確認している。
(…帰りたい)
見かけによらず怖がりの名前は、お化け屋敷のような不気味な屋敷を見て一人大きなため息をついた。
card.185
「これ…石灯籠の一部に見えるわね」
とにかく少しでも怖さを和らげるためにも、コナンの側にいようと決めた名前は、コナンと一緒に光彦達が見つけたという石を覗き込む。
「ああ…沼の中にも1つや2つじゃない量が落ちてやがる…どうやらこの暗号をみた人物が、お宝を横取りされねぇために沈めたみたいだな」
「「「お、お宝!?」」」
「本当に?コナン君!」
(子供って本当にお宝とか冒険がそういう類いのものが好きよね…)
名前は、お宝という単語に反応して急に目が輝きだした歩美達を見て苦笑する。
コナンは歩美達に石の暗号の内容を説明していく。そして、光彦達が見つけた石に記された暗号の最後には"三水吉右衛門"の名が記されていた。吉右衛門は絡繰人形で材を成した人物である。
「じゃあ…その人の人形がこの屋敷に?」
その説明を聞いた光彦の質問に、コナンは首を振る。
「いや…お宝の方は"仁王の石″だよ」
「ただの石じゃねぇのかよ?」
「仁王って言うのは金剛力士の事で、そいつの石なら金剛石の事…」
「金剛石を英語で言うとダイヤモンドになるわね」
コナンと哀の説明を聞いて、パッ!と顔を綻ばせる子供達。
そんな様子に名前は微笑みながら、ふと足元にある沼に視線を向けて目を見開く。
「…しん、コナン君」
名前は、子供達と石を囲んでいるコナンを低い声で呼ぶ。
「どうした?」
「この灯籠を沈めた人物…隠したかったのは暗号だけじゃないみたいよ?」
「……え?」
「殺人を隠すため…でもあったみたい」
「何っ!?」
コナンは名前の言葉に素早く反応し、沼を見下ろしている名前の横に駆けてきて沼を覗き込む。
そこには、沈む灯籠と灯籠の間に僅かに人の手が挟まっていたのだった。
「使われなくなってから何年もたってる感じね」
博士と灰原が屋敷を見上げながらそんな話をしている横で、コナンは光彦が言っていた石を確認している。
(…帰りたい)
見かけによらず怖がりの名前は、お化け屋敷のような不気味な屋敷を見て一人大きなため息をついた。
card.185
「これ…石灯籠の一部に見えるわね」
とにかく少しでも怖さを和らげるためにも、コナンの側にいようと決めた名前は、コナンと一緒に光彦達が見つけたという石を覗き込む。
「ああ…沼の中にも1つや2つじゃない量が落ちてやがる…どうやらこの暗号をみた人物が、お宝を横取りされねぇために沈めたみたいだな」
「「「お、お宝!?」」」
「本当に?コナン君!」
(子供って本当にお宝とか冒険がそういう類いのものが好きよね…)
名前は、お宝という単語に反応して急に目が輝きだした歩美達を見て苦笑する。
コナンは歩美達に石の暗号の内容を説明していく。そして、光彦達が見つけた石に記された暗号の最後には"三水吉右衛門"の名が記されていた。吉右衛門は絡繰人形で材を成した人物である。
「じゃあ…その人の人形がこの屋敷に?」
その説明を聞いた光彦の質問に、コナンは首を振る。
「いや…お宝の方は"仁王の石″だよ」
「ただの石じゃねぇのかよ?」
「仁王って言うのは金剛力士の事で、そいつの石なら金剛石の事…」
「金剛石を英語で言うとダイヤモンドになるわね」
コナンと哀の説明を聞いて、パッ!と顔を綻ばせる子供達。
そんな様子に名前は微笑みながら、ふと足元にある沼に視線を向けて目を見開く。
「…しん、コナン君」
名前は、子供達と石を囲んでいるコナンを低い声で呼ぶ。
「どうした?」
「この灯籠を沈めた人物…隠したかったのは暗号だけじゃないみたいよ?」
「……え?」
「殺人を隠すため…でもあったみたい」
「何っ!?」
コナンは名前の言葉に素早く反応し、沼を見下ろしている名前の横に駆けてきて沼を覗き込む。
そこには、沈む灯籠と灯籠の間に僅かに人の手が挟まっていたのだった。