反応編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『…もしもし?』
「哀…どうしたの?」
快斗と歩きながら、名前は灰原からの電話に出る。
『あなた明日は何か予定ある』
「…別にないけど」
card.183
-------
-----
----
---
「何だって?」
ピッと電話を切ると、隣を歩く快斗が声をかけて来る。
「…明日、キャンプに誘われたわ」
「キャンプ~?名探偵の彼女の蘭ちゃん達も来るのか?」
「ううん…明日は、子供達と博士だけみたい」
「それで何で名前まで誘われるんだよ?」
快斗は訝し気に尋ねて来る。
「博士だけだと大変だから、一応引率…として誘われたんでしょうけど。実際はキャンプという名の事情聴取だと思うわ」
名前は、肩を落として小さくため息をつく。
「…名探偵か?」
「ええ、きっと断れないようにわざわざ哀に誘わせたんだわ」
「あいつしつこそうだもんな~。まあ、頑張って来いよ…」
快斗はコナンの顔を思い浮かべながら苦笑すると、そのままスッと名前の手を握る。
「…どうしたの?」
「んー、何となくこうしたかったんだけど…駄目だった?」
「ううん…嬉しい」
名前は僅かに頬を染めながらも、快斗の手を軽く握り返す。
「もー!!名前ちゃんったら可愛いーっ!」
急にガラリとテンションが変わり、道端だというのに抱き着いて来そうな勢いの快斗。名前は、そんな快斗をかわしながら小さくため息をつく。
(真面目な話してる時とかは、本当にかっこ良いのにな…)
「…それより快斗の明日の話は?」
「いいの、いいの!明日のキャンプは名探偵も行くんだろ?だったら、俺の方はスムーズに仕事出来るだろうしさ」
「本当に大丈夫?」
「大丈夫!!俺は天下の怪盗キッドだぜ?」
「……そうね」
(このお調子ものっぷりが心配だわ…)
名前と快斗は手を繋いで、名前の部屋を向かって歩いて行った。