「世紀末の魔術師」編
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警察の懸命の捜索にも関わらず、怪盗キッドの生死は確認出来なかった。
翌日エッグは傷がないか調べるため、急遽展示を取りやめ、鈴木財閥の船で東京に持ち帰る事になった。
card.119
『ほな、今日船で東京に帰るんか?』
「ああ…」
船のトイレの中で、コナンは平次と電話で話している。
『怪盗キッドは結局見つかってないんやろ…名前の様子はどうや?』
「微妙だな…蘭達とは普通に話はしてるが、昨日は一回も部屋から出て来なかったし。今も無理して笑ってる感じだな」
『あいつ…そういうん隠すのうまいからなあ』
「ああ…事情を知らない蘭達は気付いてないようだが…」
『昨日の今日やし…十中八九キッド絡みやろな』
「ああ」
『…あの2人に何の関係があるのか分からへんが、名前が悲しんでる…って捉え方でええんやろ?』
「……。」
『お前は事故った後に、先にキッドを追い掛けて行ったから…まァ分からんかもしれへんけど。俺はあないな風に必死になる名前は初めて見たで?正義感丸出しのお前には、キッドの事なんて相談も出来へんやろし…1人で追い詰められてへんといいんやけど』
平次が心配そうに呟くのを聞いて、コナンは小さくため息をつく。
「その件に関しては…一応手は打った」
『おお、工藤にしては気が効くやん。工藤の幼なじみの姉ちゃんか?』
「いや…あいつにとっては、蘭よりも話やすいんじゃないか…と、思う奴に…な」
「コナンくーん!お腹痛いの?大丈夫ー?」
ふいに外から蘭の声が響き、平次が苦笑する。
『相変わらず大変やな…工藤』
「ハァ…ったく、悪ぃな。また連絡する」
『ああ…まだ何かおこるかもしれへんから、気をつけるんやで!名前の事も任せたからな!』
「わーってるよ」
『こないな事になってしもたんや、あんま厳しく否定ばっかせんと…優しくしたりや!』
「………。」
『ほな、またな!』
(名前の事はともかく…確かにこれで終わるとは思えねーよな)
電話が切れた後に、平次から言われた言葉に不満気に眉を寄せながら、コナンはトイレを後にした。
翌日エッグは傷がないか調べるため、急遽展示を取りやめ、鈴木財閥の船で東京に持ち帰る事になった。
card.119
『ほな、今日船で東京に帰るんか?』
「ああ…」
船のトイレの中で、コナンは平次と電話で話している。
『怪盗キッドは結局見つかってないんやろ…名前の様子はどうや?』
「微妙だな…蘭達とは普通に話はしてるが、昨日は一回も部屋から出て来なかったし。今も無理して笑ってる感じだな」
『あいつ…そういうん隠すのうまいからなあ』
「ああ…事情を知らない蘭達は気付いてないようだが…」
『昨日の今日やし…十中八九キッド絡みやろな』
「ああ」
『…あの2人に何の関係があるのか分からへんが、名前が悲しんでる…って捉え方でええんやろ?』
「……。」
『お前は事故った後に、先にキッドを追い掛けて行ったから…まァ分からんかもしれへんけど。俺はあないな風に必死になる名前は初めて見たで?正義感丸出しのお前には、キッドの事なんて相談も出来へんやろし…1人で追い詰められてへんといいんやけど』
平次が心配そうに呟くのを聞いて、コナンは小さくため息をつく。
「その件に関しては…一応手は打った」
『おお、工藤にしては気が効くやん。工藤の幼なじみの姉ちゃんか?』
「いや…あいつにとっては、蘭よりも話やすいんじゃないか…と、思う奴に…な」
「コナンくーん!お腹痛いの?大丈夫ー?」
ふいに外から蘭の声が響き、平次が苦笑する。
『相変わらず大変やな…工藤』
「ハァ…ったく、悪ぃな。また連絡する」
『ああ…まだ何かおこるかもしれへんから、気をつけるんやで!名前の事も任せたからな!』
「わーってるよ」
『こないな事になってしもたんや、あんま厳しく否定ばっかせんと…優しくしたりや!』
「………。」
『ほな、またな!』
(名前の事はともかく…確かにこれで終わるとは思えねーよな)
電話が切れた後に、平次から言われた言葉に不満気に眉を寄せながら、コナンはトイレを後にした。